約300銘柄を取引した私が買って損した優待株10選を一挙紹介!!

こんにちは、たまこんにゃくです。

優待銘柄ってわくわくしますよね。
食事券が届いたり、施設を利用したり、カタログギフトがもらえたりと生活費を浮かす大きな手助けとなってくれます。

私も社会人になったばかりの頃は40年社畜人生を送らなきゃいけないのかと絶望していた時期だったので(笑)
FX等早くリタイアできるようなハイリスクハイリターンな投資を続けていました。

なぜ今続けていないかというと、正直あまり上手く行かなかったからです。
そんな時にふと見た「月曜から夜ふかし」という番組に出ていた優待を使うために自転車で爆走するおじさん。

「目指すべきはこれじゃね?」と思い優待投資家に切り替えました(笑)
いやほんとはもっと様々な理由があってインカムメインの手法に変えたのですが、きっかけの一つにはなりました。

結果としてそれが私には合っていました。
今でも優待投資家を続けられているのも、この方針転換があってこそだと思います。

しかしそんな私も買わなければよかったと思うような銘柄が存在します。
ここでは、そんな失敗したと思う銘柄から厳選して10選をお届けしたいと思います。

ほんとはもっとあるのですが「優待を廃止或いは変更していること」、「もらった配当・優待総額よりも売却損や含み損が多いこと」の2つを必須条件として選定しています。
じゃないと選びきれないのでね(笑)

ちなみに当時はどんな優待を買えばいいのかをハンドブックでひたすら読み漁ってました。
下記の本は膨大な量の銘柄が載っているので、新規銘柄発掘にお勧めです!

では前置きはここまでで、実際に見ていきましょう。

 

エスクロー・エージェント・ジャパン(6093)

権利日:毎年2月末(年1回)
優待新設日:2016年1月14日
優待廃止日:2019年1月9日

はい、悪名高き銘柄で覚えている人も多いかもしれません。
優待は1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、一律でQUOカード1000円分を贈呈するという内容です。

さらに2016年11月15日に優待の拡充が発表されました。
内容としては1単元(100株)以上を1年以上保有する株主を対象に、QUOカードが2000円に増額されるようになったんです。

私が購入したのは2018年で、その頃の株価は100株4万円弱とお手軽でした。
利回りとしても美味しく長期保有して倍額になることから飛びつきました。

しかしその翌年には廃止を発表し、しかも2019年の権利が貰える少し前に2018年分が最後と発表しました。
いやもっと早く発表しろよと誰もが思ったでしょう。

翌日はストップ安を記録し、私もそこで売却しましたが優待の20倍以上の損切をすることになりました。
20倍といっても買値はそこまで高くなかったので、損害はそこまで大きくないです。
ですが1度も長期保有の恩恵に預かることができず、QUOカードの銘柄は危ないと大きく印象付けるきっかけになりました。

 

日本ギア工業(6356)

権利日:毎年3・9月末(年2回)
優待新設日:2017年7月31日
優待廃止日:2019年9月25日

これもQUOカード銘柄ですね。
優待は1単元(100株)を保有する株主を対象に、一律でQUOカード1000円分を贈呈するという内容です。

私が購入したのは2017年の8月になります。
発表当時の株価は100株4万円台で、優待も年2回と破格でした。
優待発表と同時に飛びつきましたね(笑)

まぁよかったのはここまでで、2018年9月8日に保有株数200株が最低条件になりました。
さらにその後1年で優待廃止してしまいました。
株価は一気に10%以上も下げ、優待以上の損失を抱えました。

1年も継続できないなら安易に発表しないでほしいと強く思いましたね。

 

Robot Home(1435)

権利日:毎年12月末(年1回)
優待新設日:2017年12月14日
優待廃止日:2019年5月13日

あんまり馴染みのない社名かもしれません。
実はここ優待発表してから2回社名変更しています。

優待発表当時は「インベスターズクラウド」という名前で、その後「TATERU」に名前を変更後現在の「Robot Home」という名称となっています。
私が購入したのは「TATERU」時代になります。

優待は1単元(100株)を保有する株主を対象に、一律でQUOカード3000円分を贈呈するという内容です。
私が購入したのは2018年の9月になります。

購入した時の株価は100株で7万円だったので優待利回りだけで驚きの4%です!!
その次の年に優待廃止して株価暴落し、なんと2万円にまでなってしまいました。
結局3000円得るために5万円失うハメに・・・

 

コラボス(3908)

権利日:毎年3月末(年1回)
優待新設日:2018年1月19日
優待廃止日:2020年1月28日

優待は1単元(100株)を保有する株主を対象に、一律でグルメカタログギフト3000円分を贈呈するという内容です。

私が購入したのは優待発表してすぐの2018年の3月になります。
購入時の株価は100株11万なので利回りとしては3%いかないくらいでしょうか。
大分株価が上がってしまっていました。

QUOカードの廃止地獄を味わっていた私は、カタログギフトなら大丈夫かなと思って飛びついていた頃ですね(笑)
商品を自由に選べる優待は特に人気ですからね。

一応廃止まで2回優待を貰うことができました。
廃止時の企業側のコメントに「想定以上の株主様に保有いただくこととなり」と記載があったことから、株主が増えすぎて優待を維持できなくなったのでしょう。

ただ配当も出してないくせに、「株主に公平な利益還元」ってなんでしょう(笑)
せめて増配するとかならわかるんですけど、どこが利益なんでしょうか・・・

正直に株主増えすぎてお金がありません、すみませんって言ってくれた方がまだ納得がいくんですけどね。

 

ヴィア・ホールディングス(7918)

権利日:毎年3月末(年1回)
※2021年3月までは毎年3月末と9月末の年2回でした
1回目の優待変更日:2017年5月12日
2回目の優待変更日:2020年3月18日
3回目の優待変更日:2021年3月15日

当初の優待は1単元(100株)を保有する株主を対象に、株主優待券2500円相当を贈呈するという内容です。
さらに100株毎に2500円ずつ増額され、1000株保有していると2万5000円×年2回もらえるという破格の優待でした。

私が購入したのは2015年3月で、当時の株価は100株8万弱とお得でした。
いい思いもさせてもらったので、ここでピックアップするか悩みましたがその後の優待改悪3連続が酷かったので紹介させていただきます。

まず1回目は2017年で元々優待の利用制限がなかったのが、1000円ごとに500円券を1枚使用する形式に変更されました。
さらに利用期限日も1年間から半年に減ってしまいました。
その代わり額面が従来の2倍(100株毎に5000円)になりましたが、半額はお金を出さなきゃいけないので使用勝手は非常に悪くなりました。

ここの優待のもう一つの使い道は、近くに店舗がなかったとしても商品と交換する制度を設けていました。
しかしそれも2020年の2回目の変更で廃止されました。

私はこの時売りましたが今までの優待で食べに行った以上の損失を味わいました。
基本的に私は優待を廃止しない限り売らないのですが、近所の店舗がすべてなくなり商品交換もできなくなっては使い道がないため苦渋の決断でした。

そして3回目は2021年3月に行われ、年1回かつ1000円ごとに250円券を1枚使用する形式に変更されました。
1000円食べて750円自腹ですよ、、、さすがにこれは使い勝手が悪すぎます。

優待は今でも続いていますが、用途はよく店舗を利用する人くらいに限られるでしょう。
ちなみに過去の記事でも詳細を記載してますので良ければご覧ください。

 

日本モーゲージサービス(7192)

権利日:毎年2・8月末(年2回)
※2019年1月までは毎年8月末の年1回でした
優待新設日:2018年2月13日
1回目の優待変更日:2019年1月21日
2回目の優待変更日:2020年8月17日
優待廃止日:2023年2月27日

この銘柄は優待投資家では知ってる人も多いでしょう。
当初の優待発表は2018年だったのですが、この時は100株保有する株主に一律QUOカードを贈呈するというものでした。
内容からしてもそれほど話題にはなっていませんでしたが、注目を集めたのは2019年の優待変更時です。

1単元(100株)を保有する株主を対象に、QUOカード3000円分を贈呈するという内容になりました。
それだけでも従来の3倍ですが、さらに100株以上を1年以上3年未満保有する株主にQUOカード3000円分とカタログギフト(4500円相当)。100株以上を3年以上保有する株主にQUOカード3000円分とカタログギフト(9000円相当)を贈呈と大盤振る舞いでした。

私が購入したのは優待変更された2020年8月になります。
株価も100株で11万弱なので、仮に3年以上保有していたら優待だけで利回り11%を超えました。

しかしそう上手くいくはずもなく翌年の2020年に優待保有条件が変更され、最低保有株数が300株になりました。
5年以上保有しているとQUOカード4000円分とカタログギフト(9000円相当)がもらえるという若干の改善はありましたが、好意的に受け止める人は少なかったです。

そしてついに2023年に、2024年3月を最後に優待を廃止にすることを発表しました。
利回りが良すぎる優待は常に廃止のリスクを考慮すべきですね。

大幅な赤字は確定しているのですが、5年保有になるので最後の優待だけもらおうと思ってます。

 

出前館(2484)

権利日:毎年2・8月末(年2回)
優待新設日:2017年7月13日
1回目の優待変更日:2019年1月21日
2回目の優待変更日:2020年8月18日
優待廃止日:2021年8月19日

普段から出前を利用する人ならよく知っている会社ではないでしょうか。
それ以外の人でもダウンタウンの浜田雅功の「で、で、でーまえかーん」でおなじみのCMを見た人は多いと思います。

ちなみに2019年12月までは「夢の街創造委員会」という名前でした。
これだけ聞くと何やら怪しそうな社名ですね(笑)

当初の優待は100株(1単元)以上保有する株主を対象に、継続保有期間に応じて『出前館』で利用できる金券(Visaギフトカード)を3000~5000円分贈呈するという内容でした。
厳密にいうと新設ではなく再開になりますが。
最大の5000円分もらうには継続して7年保有する必要があります。

私はそれほど出前を取らなかったのですが、便利さもあいまって発表からすぐの2017年8月に購入しました。
当日の株価は100株で13万円で利回りは2.3%程度です。
まぁ株価が上がりすぎて、あまり美味しくはなくなっていますが7年持つつもりであまり気にしていませんでした。

1回目の優待変更日は2019年に行われたのですが、実質拡充になります。
年1回の優待から2回になり、優待券も「Visaギフトカード」から「Tポイント」に変わりました。

ここまでは特に影響がなかったのですが、2020年の2回目の優待変更が問題でした。
内容としては「Tポイント」から出前館で使える優待券に変わりました。変わってばっかりですね。

額面的には拡充され8月末の権利分は、保有年数に応じて最大6000円と1000円の額面アップがありました。
しかし使用枚数に制限がなかったのに、1会計につき1枚つまり1000円しか使用できなくなりました

流石にそんなに出前頼まないのでほんとに使い心地悪くなりました。
おかげで出前を取りたくないのに無理して取るという日が多くなったのを覚えています。

さらにそこまでやったのに2021年には廃止。
長期保有を7年まで設けておいて、結局一度も配布することなく終わるというのはひどいと思います。
株価が下がり続けても長期保有を信じて持ってた人は多いでしょうから。

 

アイリックコーポレーション(7325)

権利日:毎年6月末(年1回)
優待新設日:2019年5月14日
優待変更日:2021年6月8日
優待廃止日:2023年2月14日

優待内容は100株(1単元)以上保有する株主に、保有株数に応じて「プレミアム優待倶楽部」のポイントを贈呈するというものです。
100株だと5000ポイントですが、900株持っていると4万ポイントが貰えました。

私が購入したのは優待が変更された2021年6月になります。
元々優待利回りは悪くなかったのですが、なんで変更日の時に買った方というと変更の発表を見て初めてこの会社の優待を知ったからです(笑)

100株3000ポイントになりましたが、最大5000株保有の株主まで細かく区分分けがされました。
3000株以上の株主は1年以上保有していると増額されるなど、買い増しを推奨されてもいました。

ただ株価は最初の優待発表時には18万あったものの、優待廃止する頃には半分以下にまでなっていました。
私もずるずる保有を続けていましたが、結局貰った優待額以上に損失を味わうこととなりました。

 

JALCOホールディングス(6625)

権利日:毎年9月末(年1回)
優待新設日:2018年8月10日
優待変更日:2021年8月13日

ここの銘柄はですね、会社の理不尽な優待がというわけではなく私の買った時期が悪かったです。
新設発表時の優待は1000株(10単元)以上保有する株主に、保有株数に応じて2000~3万円分のQUOカードを贈呈するという内容です。

1000株保有とハードルが高そうですが、発表当時は100株1万5000円程度だったのでお手軽に1000株買えました。

私が買ったのは2021年7月になります。そう優待変更の1か月前ですね。
もちろん事前に知っていたわけではなく「お、いい優待あるな」と思って買ったら被弾したという感じです(笑)

ちなみにその時に優待のもらえる最低条件が1000株保有→3000株保有に変更になりました。
正直買ったばっかりで優待に必要な額が3倍になり、利回りも0.5%と全く持って美味しいものではなくなったためやむなく損切しました。

なお優待自体は2024年現在も実施しているので、気になる方は購入を検討してみてもいいかもしれません。
私個人としてのお勧めはしませんが(笑)

 

タメニー(6181)

権利日:毎年9月末(年1回)
1回目の優待変更日:2019年4月11日
2回目の優待変更日:2021年8月16日
3回目の優待変更日:2023年5月14日

ここの会社名は聞きなれない方が多いと思います。
2020年までは「パートナーエージェント」という社名でした。
いわゆる結婚相談所を運営する会社になりますね。

詳細は割愛しますが、元々は自社の運営する結婚相談所の入会券や婚活パーティーの無料券などを配布していました。
はっきり言っちゃうと大半の人には意味がないものです。

ですが2019年の優待変更により、1000株(10単元)以上を保有する株主には、従来の株主優待に加えて「プレミアム優待倶楽部」のポイントが保有株数に応じて贈呈されるようになりました。
1000株だと9000ポイント、最大の4000株だと4万2000ポイントも貰えました。

実はこの時私はまだこの会社の優待を知らず、2022年の2回目の優待変更の時に知ることになります。
しかも1000株で4500ポイントになり、4000株でも2万1000ポイントと半額になってしまいました。

私が購入したときは2022年7月だったので、1000株13万と利回りはそれでも3.5%ある状態でした。
しかし優待は結局1回しかもらえず、2023年には「プレミアム優待倶楽部」のみ廃止となりました。

今でも優待は実施していますが、結婚相談所に興味ない人に関しては優待廃止と同じと言っても過言ではありません。

 

まとめ

あなたの知っている銘柄はありましたでしょうか。
本当はもっともっと損をした会社はあります。

だから10個に選定するのが一番悩みました(笑)
でも損をしたかというよりは株主に対してひどい仕打ちをするなって会社の方が印象に残っています。

やっぱりね、優待を新設してから廃止までの期間が短いほうが印象に残りますよ。
それによく知らない会社に利回りがいいってだけで投資するのも失敗の理由になりますね。

新NISAが始まって色んな株が注目され、株価も高騰している中でどれに投資すべきか。
そしてもし損失を被っても受け入れられるかを念頭においた上で投資先を探してみてください。

また買ってよかった銘柄の記事は下記にありますので、よければ併せてご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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