見栄を張るのは損!?「彼氏彼女の事情」から見る理想の男女の付き合い方!!

こんにちは、たまこんにゃくです。

あなたは人前で見栄を張りますか?

意識しないという人はいるかもしれませんが、他人から評価を得たいという気持ちは誰しもがあるはずです。

私は正直なところ、見栄を張ります。
というかかなり負けず嫌いです。表には出さないですけどね。

そう、人って裏表があるものですよね。
むしろなきゃおかしい!

それがストレス発散にもなるし、人間性の深みを持たせていると思うんです。

でも見栄を張る行為ってあまりいい意味で使われません。
ありのままの自分を見せることの大切さを教えてくれた作品があるので、今回紹介しようと思います。

それが「彼氏彼女の事情」です。
少女漫画作品ですが、男性からも幅広い支持を得られて1100万部以上売れました。

ちなみにこの部数は「セーラームーン」よりも多い数字です。

今でもインスパイアされている作品がいっぱいありますね。

具体的に挙げますと「見栄っ張りシンドローム」「政宗くんのリベンジ」「スイッチガール」「干物妹!うまるちゃん」等です。

それだけ影響を与える作品ということですね。

 

「彼氏彼女の事情」という作品について

当作品は「LaLa」において津田雅美原作で1996年~2005年まで連載されていた少女漫画です。
略称では「カレカノ」と呼ばれていますね。

1998年~1999年で庵野秀明監督でガイナックス制作でアニメ化されました。
エヴァスタッフが集まっての制作と話題になりました。

アニメを見てもらえれば所々にエヴァ要素が入っています。
相手を追いかけるシーンに初号機の暴走したようなカットを、自転車に乗るシーンで初号機というカットなどある意味ファンサービスも豊富です。

コミックスは全21巻あり、大きく分けて宮沢編(高校1年生)有馬編(高校3年生)の2つが存在します。
分かれ目の巻数でいうと12巻と13巻ですね。

アニメでは宮沢編の文化祭の準備の途中で終わってしまったので、消化不良さが残ります。
原作に追いついてしまったのでしょうがない部分がありますが。

しかし比較的ギャグやコミカルさが売りの宮沢編に比べ、有馬編はシリアスで鬱になるシーンもあり評価が分かれるので、ギャグが好きな人は前半だけを見てもいいかもしれませんね。

 

物語の概要

主人公は前半が宮沢雪野で、後半を有馬総一郎の視点で語られます。

前半の主人公である宮沢雪野は、県立トップクラスの進学校である北栄高校の1年生。

頭脳明晰で容姿端麗、さらにはスポーツ万能でクラス委員と何を取っても非の打ちどころのない優等生です。

その実態は、幼少時から人によく見られたい一心で努力を積み重ねてきた「見栄王」なのです。
なので、家での生活態度と外では別人のように振る舞っていました。

しかし今までは自分一人だけに向けられていた賞賛の眼差しを浴びるもう一人の人物にライバル心を抱く。

それが後半の主人公にあたる有馬総一郎です。

有馬もまた宮沢と同等以上の文武両道の優等生です。
しかも後全国模試1位と2回のインターハイ個人部門優勝を成し遂げます。化け物だ…

実は彼もまた自分を偽って生活しています。

実の両親は優秀な医者の家系の中の異端児であり、幼少期は実の母親からの家庭内暴力に耐えてきました。

その後自分を引き取ってくれた伯父の夫婦の恩に報いるために、優等生でいなければいけないという固定観念から自身の感情を押さえつけていたという経緯があります。

理由は違えど、お互いに本当の自分を隠していたことになりますね。

ところがある日宮沢が借りたいと言っていたCDを有馬が届けた際に、あろうことか飛び蹴りをかましてしまい本性がバレてしまうのです。

その後有馬が宮沢の弱みを握って、それを理由にクラス委員の仕事を手伝わせることで次第に仲良くなり彼氏彼女の関係になっていきます。

そして二人で優等生のフリをやめてありのまま生きようと考えを改めました。

その後地を出した宮沢に対してクラスの女子から無視されるも、有馬のサポートもあって解決。

友達をどんどん増やし、視野を広げていきます。

一方の有馬はそんな宮沢に置いてけぼりになる孤独感や母親との再会をきっかけに心を閉ざすようになります。
ただ表面上は上手く行っている彼氏のフリをしていました。

ありのまま生きようと誓った二人でしたが、有馬の心の闇は次第に深まっていきます。

そんな有馬に気づいた宮沢の支えによって、実の両親と過去について向き合います。

全ての過去を知り、実父と伯父の二人の父親が本気で守ってくれた倖せな子供だと気づき、過去も悪くないと思えるまでなりました。

その後宮沢と有馬は結婚を意識していくようになります。

ここまでが大まかな宮沢編と有馬編の概要です。
結末までは書きませんでしたので、興味がある人は読んでみて欲しいなと思います。

 

この作品から伝わるありのまま生きるという行為の大切さ

「彼氏彼女の事情」という物語の魅力は、繊細な登場人物の心理描写です。

特に主人公の宮沢雪野と有馬総一郎は、事情は違えど本当の自分を偽って生きてきました

宮沢は「肥大した見栄の欲望」、有馬は「生まれの不幸への反発」からです。

お互いが出会うことがなければ宮沢は嫌な女であり続け、有馬は心に深い傷を負ったまま大人になっていったかもしれません。

それがふとしたことでお互いの本性を知り、本当の家族や友達を手に入れていくことができました。

別に見栄を張ることは悪いことではありません。
改めて言いますが人から好かれたい、賞賛されたいという気持ちはあって然るべきです。

周りからの評価を気にすることで、人はまた努力することができる。

かっこよくなりたい、かわいくなりたい。

いい学校に進学したい、いい就職先に行きたい。

そういった思いから成長できる部分も多々あります。

ただ自分をよく見せようとしすぎると、本当の自分に気づいてもらえなくなります。
本音で相手にぶつかることで、相手の本当の気持ちを引き出すことができるのです。

単行本1巻で有馬が「見栄王」である宮沢の本性を知り、バラされたくなかったら仕事を手伝ってほしいと言った時も、宮沢は有馬を嫌なやつだと思ったでしょう。

自分のことを好きとまで言ってくれた人が、本性を知ったとたんガラッと態度が変わって自分をこき使うようになった。

そんな態度に怒った宮沢が本音をぶつけます。

みえっぱりだしワガママだし嘘つきだし計算高いし強欲だしさぞがっかりさせたでしょうよ
だからってどーして態度がかわるのッ!?上品ぶってなければそんなに価値のない人間ですかッ

これは宮沢の本心でした。
友達みたいな付き合いをしていたのに、結局自分は利用されていると思ったから発した言葉です。

しかし実際は違いました。
有馬は人に宮沢の秘密を言うつもりなんてありませんでした。

ただ宮沢と話すための口実でした。
有馬は宮沢と関わっていくうちにどんどん変な奴だと思うようになったけど、好きという気持ちは変わらなかったのです。

有馬にとっては、いつも自分を利用として近づいてくる人ばかりだったのに、メリットなしで自分といてくれるところに特別さを感じていたからです。

まぁこの後色々また関係ギクシャクするんですが、その度にまた本音でぶつかっていきます。

もしもあの時もしも自分に嘘を付き続けていたら、もしもあの時素直になれなかったら物事は何も解決しなかったかもしれません

「カレカノ」を読むことで、「自分に正直に生きる」ということの大切さを学ぶことができたと感じています。

アニメもDVDにもなっていますので、こちらもよければどうぞ。

 

まとめ

この作品の最初の方はいわゆるラブコメのように描かれますが、登場人物の背景や深層心理が丁寧に描写されています。

だからこそ、主人公カップル以外にも魅力的な登場人物が多く存在します。
私個人的には芝姫つばさ×一馬の話が一番好きです。

物語の中には数々の名言といいますか、教訓めいたセリフが存在します。

名作漫画なので今更私がお勧めするまでもないかとは思いますが、是非とも読んで欲しい作品です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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