プレナス(9945)が優待の改悪を発表!!長期保有縛りが追加!?
こんにちは、たまこんにゃくです。
2018年1月12日付けでプレナスが優待の一部変更を発表しました。
一部変更といっても貰える優待内容に変更はありません。
しかし長期保有の縛りがついてしまったため、実質改悪となります。
最近は長期保有を優遇する会社が増えましたね。
株価の株主構成の安定とともに、クロス取引排除することによるコストの削減にも繋がるためと考えられます。
私は基本長期保有するので、こういった銘柄がもっと増えてほしいとは思っているんですけどね。
では恒例の会社紹介といきましょう。
プレナスってどんな会社?
<出典:https://www.plenus.co.jp/>
持ち帰り弁当の「ほっともっと」定食レストランの「やよい軒」「MKレストラン」等をフランチャイズ経営する会社です。
会社名ではわかりにくいですが、店舗名であれば全国各地にあるのでわかる方も多いかと思います。
ちなみにこの会社は1976年の創設当時太陽事務機という会社名でした。
食の分野に参入したのはそれから4年後の1980年です。
その後子会社のほっかほっか亭九州地域本部を買収し、現在のプレナスという社名に商号変更した経緯があります。
「ほっともっと」も2008年までは「ほっかほっか亭」という名前だったので、こちらの方が馴染み深い人もいるかもしれませんね。
プレナスというのはラテン語で「充分な・充たされた・満足な・豊富な・全部揃った・完全な・よく響く」とのことです。
豊かな暮らし、満足のゆく暮らしを提案・提供していく決意を表したものらしいですね。
また2008年より女子サッカーチームの「なでしこリーグ」とトップパートナー契約を結んでいます。
次に2018年1月12日に発表された平成30年2月期第3四半期決算短信を見てみましょう。
→平成30年2月期 第3四半期決算短信
前期比で比べてみますと
・売上高が4.0%
・営業利益が-24.9%
・経常利益が-26.5%
・当期純利益が-40.6%
優待改悪の理由もわかるような業績の悪化が見て取れます。
原因としては既存店の売上高の減少と労働力不足による人件費などの店舗運営コストの上昇です。
国内の店舗展開につきましては111店舗の新規出店、105店舗の退店と実質増加は6店舗となっています。
企業の取り組みとしては事業規模の拡大と収益性の向上を図るとありますが、個人的には無茶な新規出店よりは既存店の売上改善に取り組んで欲しいですね。
どんな優待なの?
保有株式数に応じて自社店舗で使える買物優待券が贈呈されます。
優待内容自体に変更はありませんが、「継続保有期間1年以上」が新たに条件として追加されました。
権利日は2月末で、改悪後の初回権利日は2019年2月からです。
ちなみに2018年2月については継続保有の条件はありません。
2019年2月からの優待内容
保有株式数 | 優待内容 |
100株以上 | 買物優待券2500円相当(500円×5枚) |
1000株以上 | 買物優待券5000円相当(500円×10枚) |
※2019年2月末日現在の株主名簿に記載、または記録された100株以上を1年以上継続保有されている株主を対象
ここで継続保有1年とはいつからなのかといいますと、公式サイトにて記載があります。
2019年2月末日現在の株主名簿に記載、または記録され、かつ同じ株主番号で2018年2月末日、8月末日に記載されていること
つまりは2018年2月23日の権利確定日までに100株以上持っている株主が、2019年の権利も有するということになります。
また買物優待券は1度の食事や買い物で1人2枚(1000円分)までしか使用できません。
地味にこれ痛いんですよね。
以前は2月と8月の年2回優待があり、1度の使用制限もなかったのですが日を追うごとに徐々に改悪がされました。
そして今回の長期保有が追加され、いつかは優待自体廃止されそうな不安を覚えますね。
もし購入を検討している人はしっかりと将来も見据えてからにした方が良いと思います。
最新の株価はこちらから。
配当に関しては1株あたり年間配当60円(中間30円、期末30円)の予定です。
こちらに改悪がなかったのがせめてもの救いですね。
いつ優待が到着するか?
毎年2月末現在の株主に対して、5月下旬頃に発送されてきます。
一般的な優待の発送と同じく株主総会後に届く感じになっています。
まとめ
全体的に好景気の中で好決算を発表する企業が多い中の悪決算となりました。
優待の金額自体には変更はないため、近くに店舗がある人は検討してもいいかもしれません。
ただ優待の改悪が段階的に行われている企業なので、今後どうなるかはわからないということを考慮する必要はあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。