学生が就職活動を始める時に注意すべきことは?会社に入って失敗しないための5つの見分け方!!
こんにちは、たまこんにゃくです。
学生時代って時間が沢山あって勉強やサークル活動、バイトに明け暮れる人も多いかと思います。
そんな学生にとっての一大イベントが就職活動ですよね。
むしろ学生時代は就職することを最終目的とした学びの場という位置づけとしている人もいます。
私も学生時代はそう思っていました。
いい大学に入って、いい会社に入って、結婚して…という未来予想図を描いてました。
今考えると働き方には色々あるので、これが最善の方法かは人によるという結論に至っていますけどね。
まぁそんな話は置いておいて、将来の夢を会社員として働くと考えている人には避けて通れないのが就職活動になります。
一般的に就職活動が活発化するのが春と秋の季節になります。
それは何故かというと定年退職や人事異動で人材が流動的に動く季節だからですね。
また2017年より大学3年生の就職説明会が解禁されるのも3月になります。
その後大学4年生の4月より選考が開始になります。
そちらに関してはインターンシップガイドにてわかりやすい図表があったので引用させていただきます。
<出典:https://internshipguide.jp/columns/view/shukatsu_sched_1>
理由としては学生の本来の目的が学業であることに鑑み、加熱する早期の人材確保に待ったをかけた形で規制されました。
元々日本経済団体連合会(経団連)が「採用選考に関する企業の倫理憲章」にて就職活動の時期を定めてはいたのですが、実質的に法的拘束力は弱い状態が続いていました。
私が就職活動を始めたのは大学3年生の11月でしたからね。
それを2017年より「採用選考に関する指針」を発表し、採用においての企業の対応方針が発表されたことで学生側の動き方がはっきりしました。
そこで今回は私の経験談で、こうしておけばよかったという失敗談を紹介しようと思います。
もう一度言いますね、失敗談ですよ!?
成功談なんて持っていませんから(笑)
私のブログタイトルもう一度見てください「転職族」ですから、同じ会社でずっと勤めているわけではないです。
でもなぜ同じ会社にいなかったかという理由を反面教師として見てもらえればと思います。
大企業だからいい企業とは限らない
就職活動を始める時にまずエントリーする企業といえば、とりあえずは誰もが知っている有名な企業となりますよね。
一番大きな理由は何をやっている会社かイメージがしやすいからです。
例えば資生堂と聞いて、半導体メーカーだとは思いませんよね?
知名度があるというのは、それだけ学生が集まります。
逆に中小企業は何をしている会社なのかすぐにイメージできないため、人が集まりにくいです
合同企業説明会があっても、いち早く埋まるのは大手企業です。
せっかく就職活動をするなら、できるだけいい企業に内定をもらいたいというのはわかります。
特に売り手市場であれば採用枠も拡大するので、もしかしたらと思って色々な人がエントリーします。
人の事みたいに言っていますが、私がそうでした(笑)
確かに有名な企業であれば、福利厚生がしっかりしているし、給料もいいでしょう。
ただ本当にその会社でやりたいことがあるのかをもう一度考えてみてください。
大企業であれば自分のやりたい仕事を任せてもらえるまでに時間を要します。
しかし中小企業であれば入社してすぐやりたいことを任せてくれるかもしれません。
それに大企業だから待遇が必ずしもいいかというとそうではありません。
ここであえて社名は出しませんが、パワハラや長時間労働で従業員が自殺したという報道は少なくありません。
もちろん大企業だから目につきやすいということはあると思います。
しかし居心地がいいかどうかというのは大企業と中小企業というよりは、関わる人間関係や社風が合っているかどうかが重要です。
私は大企業で働きたいと思って、合同企業説明会で中小企業はあまり見てきませんでした。
でも今考えると、もっと中小企業を見ておくべきでした。
もしかしたらその中に自分が本当に仕事をしたいと思う企業と巡り合える可能性だってあったかもしれません。
少なくとも私は受ける会社が少なかったことを後悔しました。
あなたにアドバイスするのは、時間があるならなるべく多くの企業を見ておくことです。
自分の適性と合った仕事内容を選ぶべき
就職活動をする前に学校から口を酸っぱくいわれるのが自己分析です。
本も沢山出ていますし、検査を受けることもできます。
自己分析を怠ると、仕事をする時にギャップを感じます。
企業と面接をする時は若干のハッタリや誇張はすべきですが、自己分析の時は自分に正直になりましょう。
「大企業だからいい企業とは限らない」のところでも書きましたが、人によって大企業と中小企業のどちらに適性があるかも変わってきます。
よく言われるのは自分の子供のころから何をしてきたか、そして会社に対して何が自分の強みなのかを明確にすべきです。
自分自身でわからない部分なら、友達や家族、就職課の人に聞いてみましょう。
いわゆる他己分析というやつですね。
私は自己分析が甘かったと今考えると思います。
いや当時もやっていたことはいたんですよ。
でも思いこみだったところがあるなと。
例えば私はマルチタスク、つまり複数のことを同時に行うことが得意だと思っていました。
大学時代も複数のサークルに入って勉学と両立していました。
これって複数の事を同時にできるってことですよね?
例えば今ならブログを書きながら、投資のチャートを見て、さらに自分の企画するイベントのスケジュールを考えています。
しかしこれが仕事になったらどうでしょう。
会議の資料を何時までに作らなきゃいけないのに商談が終わらない、電話もなってるから取らなきゃいけない。
全くスケジュール管理ができなかったんです。
自分はマルチで仕事ができると思いこんでいたのですが、実際には上手く行きませんでした。
それは何故か考えたのですが、今まで自分が何個も同時にできたのは興味がある分野だったからです。
興味がない分野には意識が全く行かないんですね、集中ができないみたいなんです。
だから仕事に関しては一つの興味あることに集中して行うことに能力を発揮できると最近になって気づきました。
遅すぎですね(笑)
働いてから気づいたという部分もあるのですが、学生のうちにできる限り適性検査を受けてミスマッチを防ぐ努力をする方が自分のためになります。
社会人になってからですが、私が実際に受けた検査も紹介しておきますのでよければご覧ください。
インターンシップには必ず参加しておくべき
インターンシップについて今更説明するまでもないと思いますが、大学3年生の6月から夏休みにかけて企業に仕事体験に行くことですね。
期間は短いもので1日、長くて1か月以上実施されることもあります。
長い期間の場合は夏休みに行われることが多いですね。
また一般的には労働とはみなされないのですが、実質労働とみなされるものには賃金が支払われたり単位が得られるものも存在します。
このインターンシップですが、以前はいわゆる意識高い学生が行くものでした。
しかし今は実施する企業も多く、就職活動の一環として行われるようになってきました。
折角の休みに学生生活を満喫したいという気持ちも理解できますが、インターンシップには必ず参加することをお勧めします。
こんなことを書くと私がインターンシップに参加していなかったように捉えられそうですが、実は私も参加していました。
では何が失敗だったかというと、興味のある業種ではなかったのです。
私が参加したのは夏休み期間1週間某IT企業のインターンで、お客様への営業に付き添ったり、社会人としての基礎を学んだりしました。
それ自体はいい経験が出来たと思っていますが、インターンのいいところは同企業の採用試験を受ける上で有利に働くからです。
私は多分受けないだろうと思っている企業のインターンに参加してしまいました。
興味がなかったわけではないですが、全国転勤がある企業だったので地元にいたいと思っていた私は結局受けませんでした。
ここで勘違いして欲しくないのは、インターンに参加した企業から絶対に採用されるという保障はありません。
ただ同企業でインターンに参加している間に知り合った人が面接官になる場合もありますし、何よりインターンに参加していない学生に比べて業界について理解しているというのは大きな利点になります。
もしインターンに参加するなら、目先の単位やお金が出るとかよりも本当に行きたい企業を選ぶことをお勧めします。
ここでわざわざ書くまでもないことだとは思いますけどね。
ただ企業によってはインターンとしつつも100名単位の募集をしているところや、1日の超短期での募集をしているところがあります。
こういう企業は説明会や簡単なグループワークで終わることが多く、学べることは多くありません。
もちろん大人数の募集をしているため、就職で有利に働くこともありません。
私の友人は某銀行のインターンシップに参加しましたが、大部屋で大学の講義を聞いているような感覚と言っていました。
せっかく企業を知るいい機会になるのですから、期間は最低1週間以上で人数も少人数の募集をしているところを狙いましょう。
人事担当者を社風の基準としてはいけない
就職活動の入口となるのが会社説明会です。
そこで説明をするのが一般的には人事担当者なわけです。
面接を受ける時の面接官になる場合もありますね。
一般的にこの役目を担う人というのはコミュニケーション能力に長けている人が多いです。
つまり言い方は少し悪くなりますが、愛想がいいんです。
そりゃそうですよね、会社の宣伝に来ているのにムスッと立っているわけがありません。
ここでよく勘違いしてしまうのは、人事担当者の印象が良かったからといって社風がいいと思ってしまうことです。
よく集団面接で私も聞きました。
「人事の方によくしていただいて、この会社の社風に魅力を感じました」
半分合ってて半分間違いです。
確かに人事の人もその会社の一人ではあります。でも人事の仕事をしない限りその人とずっと一緒に仕事をするわけではないんですね。
私が入社後に人事の人と一緒に仕事をしたことは1回しかありません。
特に企業規模が大きくなるほどその確率は減ります。
会社の雰囲気を見る分にはいいと思いますが、入社後に仕事をする人は全く別の人なのです。
人事の人を見てその会社の全てだと思うのは早計です。
こんなとき活用して欲しいのはOB・OG訪問です。
ある程度本音で話してくれる人であれば、リアルな内情を知ることができます。
また企業の面接でもOB・OG訪問を行ったかという質問をするところもあるので、その対策にもなるのでぜひ活用しましょう。
面接で採用されたいがために妥協してはいけない
せっかく面接を受けるのであれば、内定を勝ち取りたいとは誰しもが思うことです。
そのために面接官の多少自分に都合が悪い質問にもOKを出してしまいそうになります。
といいますか私が出してしまいました。
例えば「全国転勤があります、あなたの地域に希望が出せるのは5年後かもしれません」と言われたことがあります。
その時も「大丈夫です!」と答えました。
全然大丈夫じゃありませんでした。
最初に聞いていた時は1年後には好きに希望が出せるという話でした。
そもそも転勤が嫌なら地元企業だけを受ければよかったんですが、大手思考だった私は受かりたいがために多少の条件を飲んでしまいました。
結局その企業には最終面接で落ちてしまったのですが、行っていたら5年持たなかっただろうと思います。
その他にも転職する際に「給料がいくら欲しいか」と聞かれた際に、「最低の給料で大丈夫です!キリッ」なんて答えていました(笑)
とりあえず内定を得たいがために、賃金を最低でもいいといいました。
そこは採用されたのですが、他に採用された人が飲み会の時にホロっと自分の給料を言ったんです。
自分より数万高いじゃんか…
面接の時なんて言ったかというと「月○○万欲しい」と言ったそうです。
もちろん年齢も業務内容も全く違うので、それ相応の業務を行っているのかもしれませんがある程度自分の希望を言うことも必要だと思いました。
入社後に後悔して結局やめることになるなら、落ちることも覚悟で譲らないところは引くべきではありません。
ただ第一志望の会社であればやはり入社したいという気持ちは強いと思うので、どこまでが妥協できるかを考えて面接に臨みましょう。
まとめ
就職活動は人生の大きなイベントの一つとされています。
特に日本は新卒至上主義という風習が根強く残っており、多少の職務経験がある既卒より新卒の方が採用されやすいと言われています。
だからわざわざ新卒という利点を残したいがために、わざと留年する人もいるようです。
しかし実際に私が転職を何社もしてきて感じたことは、新卒で人生が決まるわけではないということです。
終身雇用と年功序列が当たり前ではなくなり、働き方も複数選べるようになりました。
一番私からあなたに伝えたいのは、気楽にやりましょうということです。
就職を一回失敗したからといって死ぬわけではありません。
焦らずゆっくりと選んでください。
あなたの就職活動が上手く行くように祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。