ブラック企業大賞2017発表!!気になる大賞は?

こんにちは、たまこんにゃくです。

ブラック企業大賞企画委員会は12月23日「第6回ブラック企業大賞2017授賞式」を開催しました。

ブラック企業大賞が選定されるようになった2012年から数えて早6年目になります。
ある意味年度末の恒例行事となってきましたね。

では今年の受賞企業を見る前に過去の受賞企業をおさらいして見ましょう。

2012年 東京電力

2013年 ワタミフードサービス

2014年 ヤマダ電機

2015年 セブンイレブンジャパン

2016年 電通

ある意味世間を騒がせたそうそうたるメンバーが揃ってますね。

では2017年の大賞の発表に移りたいと思います。

 

大賞~引越社・引越社関東・引越社関西

アリさんマークの引越社」としての名称の方が知名度があるのではないでしょうか。

実はこの会社、2015年のWEB投票賞アリ得ないで賞も受賞しています。
アリだけにね(笑)
いややってることは笑えないんですけど。

ノミネートするきっかけとなった問題が2015年に明るみになったからですね。

給料未払いや営業車で事故を起こした際の高額な弁償金に疑問を持った正社員営業職の男性が、労働組合プレカリアートユニオンに加入したことが事の発端です。

突然営業職からシュレッダー係に転属させたのです。
このシュレッダー係というのは酷いもので、一日中立ってただシュレッダーをかけてゴミを捨てに行くいう誰でも出来る仕事です。

本来はバイトが行う仕事なので、つまりは見せしめです。

営業職で関東1位だった人をたった2回(始発バスに間に合わなかったケースと、体調不良)の遅刻で閉職に追い込み、その後懲戒解雇しています。

懲戒解雇はその後裁判所への訴えで取り消しになったのですが、解雇の理由を「罪状」として顔、名前、年齢とともに社内に公表し、グループ会社に社内報として掲載するなどの徹底ぶりです。

たとえ遅刻が事実だったとしても、精々始末書レベルで「罪状」とするのは度が過ぎています。
遅刻だけを理由とするのは無理があります。労働組合に入って会社と争う姿勢を取ったことが一番の理由ではないでしょうか。

また労働組合が抗議活動をした際にも、汚い言葉で罵声を浴びせてきている動画があがっていて火に油を注ぐ形になっていました。

あえて動画は貼りませんが、今でも動画サイトで見ることができるので、気になる方は探してみてください。

解雇撤回が2015年10月1日で、営業職への復職が2017年6月1日なことから実に約2年もシュレッダー係をさせられていたことになります。
この人権侵害行為が決め手となり、ブラック企業大賞受賞ととなりました。

それにしてもこの男性社員の方はハートが強いですね。
私ならたとえ抗争中であっても心が折れて2年も通えないと思います。

営業職に戻った際も喜びのコメントを出していることから、会社が好きなんでしょうね。

こういった社員を守ることが本当は会社でなくてはなりません。そのことを肝に銘じてもらいたいですね。

 

その他賞一覧

特別賞~大成建設・三信建設工業

2017年3月に東京オリンピックの会場となっている新国立競技場工事の現場監督をしていた新卒社員23歳が自死しました。

問題となったのは労働時間です。
少し複雑ですが自死した男性は、新国立競技場の建設工事は大成建設が元請としてその一次下請け企業である三信建設工業で勤務していました。

男性が自死する1か月前の残業時間は約190時間。
人が死に至る過労死のボーダーラインは約80時間といわれています。明らかに常軌を逸ししています。

またこの事件をきっかけに東京労働局が新国立競技場の工事に関わった約760社を調査した結果、37社で違法な時間外労働が確認されたとの報告があがっています。

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若者の夢を叶える場所であるオリンピックの会場建設で、日本の将来を担う若者の命が失われたのは皮肉なものです。

 

業界賞~新潟市民病院

2016年1月新潟市民病院の女性研修医が自死しました。享年37歳でした。

特別賞と同様に残業時間の超過が原因です。
研修医が亡くなる前の残業時間は月平均187時間、最大で251時間に及びました。この労働時間はノミネート企業中最多です。

救急患者対応の呼び出し勤務が激増したことと、研修医であることによる学習を名目とした研修が主な原因とみられています。
病院側としては医師としての学習は労働時間に含まないと主張していますが、それは間違いです。

そもそも会社都合で指揮命令下にいる時点でそれは労働時間なのです。

勤務医の過労死は社会問題となりつつあるため、早急な改善と対策が求められています。

 

ブラック研修賞~ゼリア新薬

2013年5月に新入社員研修で「過去のいじめ体験」を告白させられ「吃音」を指摘された22歳の男性社員が自死しました。

2015年には労働災害として業務上の死亡と認められています。
男性が受けた研修は4月1日から8月9日まで続く予定でした。その間は宿泊施設で行われるため、ストレスを発散するところがありませんでした。

一つ留意すべき点は、研修を実施したのはグランドワークス社という人材育成会社ということです。
ただ心理的負荷を与えていることを理解したうえで中止しなかった時点で、ゼリア新薬も同罪です。

過去の辛い体験を振り返るのかなり勇気がいることです。
さらに暴言を吐かれ、自己嫌悪に陥っていた可能性があります。

施設に拘束し、自身の悪いところを告白させ自分をダメな人間だと思わせる。
その後に優しく手を差し伸べる。

私も心理学を少し心得てますが、これは洗脳の上等手段です。
卒業する時には立派な会社なイエスマンとなるでしょう。

たとえ研修といっても、従業員の人格を否定することは決して許されるべきことではありません

 

ウェブ投票賞~日本放送協会(NHK)

一般投票で断トツの得票となりました。

2013年7月に31歳の女性記者がうっ血性心不全で死亡しました。
2014年に過労が原因として労働災害として認定されました。残業時間は月159時間に及んでいました。

昨年電通社員の労働時間を大きく取り上げていましたが、結局自分たちも労働管理が全くできていないことが浮き彫りになりました。

また一般投票ともあってか、やはり受信料徴収に対する不満もあったのではないかと考えられます。

受診料を徴収するのは業務委託された企業の人間が行うのですが、その徴収の方法が強引すぎると問題になっています。
たとえNHK受信料制度が合憲だからといって、やっていいことと悪いことがあります。

私個人の考えではこの企業の信用度に疑問を感じざるを得ません。

 

まとめ

ブラック企業大賞は「背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくること」を目的として作られています。

決して企業の価値を不当に落とすためのものではありません。

2017年の一番多かったのは労働者の残業時間の多さについてでした。
まだまだ労働時間について過労死ラインを超える企業は多くあり、それが見逃されている現状を忘れてはいけません。

問題はブラック企業大賞にノミネートされない中小企業の実態です。

景気回復とともに労働者にとって働きやすい環境を作れる余力のある企業が増えてくることを願います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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