史上最悪の株主優待詐欺!?REVOLUTION(8894)が一度も実施せず優待廃止を発表!!
こんにちは、たまこんにゃくです。
2025年3月11日付でREVOLUTIONが優待の廃止を発表しました。
優待の変更や廃止なんてのはよくあることなのですが、この会社の発表には私も驚きました。
それもそのはず、この会社は優待を2024年10月に発表してから一度も実施されることなく廃止されてしまいました。
先に言ってしまうと優待内容はQUOカードPayではあるのですが、私は以前よりQUOカードを支給する会社は廃止のリスクが高いから気を付けるように言ってきました。
ただどんな会社も1度は優待を実施しているのです。
流石に一度も優待を行わず廃止するというのは前代未聞であるため、この会社の株主ではなかったですが優待を愛する一株主として警鐘を鳴らしていきたいと思います。
ちなみに下記がQUOカードの危なさを書いていた時の記事になります。
よければ併せてご覧ください。
では優待内容を見ていきましょう。
REVOLUTIONってどんな会社?
<出典:株式会社REVOLUTION>
対企業向けに不動産の再販事業を展開している会社になります。
具体的には不動産の転売事業・AM事業(不動産の運用管理)・ファイナンス事業(融資)を手掛けています。
新しい企業に思われますが、設立は1986年と約40年近くの歴史を持っています。
なお2019年までは株式会社原弘産という会社名でした。
余談ですが私がREVOLUTIONと聞いて思い出すのはお笑い芸人のゴー☆ジャスか漫画NARUTOの登場人物のサスケが木の葉に戻ってきたときの名言の英訳くらいですね(笑)
元々東京証券取引所の市場第二部に上場していましたが、2022年からは東証スタンダード市場に移行しています。
優待の新設を発表する1週間前には以下発表がありました。
→2024年10月期通期の業績予想の修正に関するお知らせ
借入金が見込みより増加したものの、営業利益が増加したことにより当初予定を上回る業績を発表しています。
業績が好調なため株主還元を目的に優待を発表したと理由を述べています。
今となってはお笑いですけどね。。。
そして2025年3月11日には優待廃止に併せて代表取締役異動と新株予約権の放棄も発表しました。
たった半年でここまで変わることあるのでしょうかと、憶測ではありますが少し予定調和を疑ってしまいたくなりますね。
どんな優待なの?
優待内容はよく廃止されることでお馴染みのQUOカードPayとなります。
まぁペイメント形式での優待というのはまだ珍しいですけどね。
ただ紙ではなく電子化の流れが優待でも着々と進んでいるので、WEB上での配布は今後も増えてくると思います。
権利日は4月末と10月末です。初回の権利日は2025年4月となる予定でした。
また優待を貰える保有株数は2000株でした。
2025年4月に当初予定されていた優待
保有株式数 | 優待内容 |
2000株以上 | QUOカード60,000円分(×年2回) |
以前当ブログでも紹介していた日本エコシステムの4倍の額になります。
普段から優待株に投資している人からしたら、ちょっと異常な額だということがわかると思います。
優待廃止時点では1株100円を切りましたが、優待発表した時は1株600円でした。
600円×2000株=120万となります。
この時買っていた人は恐ろしいですね。
大損してしまった人も多いでしょう。
今となってはどうでもいい話ではありますが、2回以上連続で権利日に保有しているという保有条件までありました。
優待発表が2024年10月23日だったため、2025年4月に優待をもらうには2024年10月権利日までの数日間で2000株を購入していなかったらいけないという縛りまでありました。
流石にね、これは酷過ぎますよ。
こういった会社が増えたら、例えば優待100万出すと言って株価吊り上げて経営陣が売却して権利日前になったら廃止するなんてことができてしまいます。
何らかのペナルティを課すべきだと強く感じました。
まとめ
私はこの会社が優待を発表した時ももちろん目にしていましたが、株主にはなっていませんでした。
それは危ないからというのもありますが、ただ単にそこに回せる資金がなかったからです。
もし資金があったら買ってしまっていたかもしれません。
業績の関係で優待を廃止してしまうことがあることは重々承知していますが、これで損をした人に自己責任だということはできないと思います。
一優待を愛する株主として、こういった企業は応援しないという姿勢が必要だと感じました。
対策としてはあまりにも高い優待利回りは、一度購入するのを考え直してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。