テレビ番組はもうオワコン!?「やりすぎ都市伝説」が以前より面白くなくなってしまった理由とは!?
こんにちは、たまこんにゃくです。
昨今娯楽が多様化してテレビ番組がつまらなくなったと言われるようになりました。
どこの局もグルメ番組かクイズ番組のような低予算かつ炎上リスクが少ない番組ばかり作られ、その他にはトークバラエティが中心となりました。
正直私もテレビはほとんど見ておらず、見たい番組はネット配信の「TVer」をみるか「U-NEXT」で過去番組を見るくらいです。
その中でもリアルタイムで追っているのが過去記事でも取り上げたTBS系列の「水曜日のダウンタウン」とテレビ東京系列の「やりすぎ都市伝説」という番組です。
でも今はそこまで楽しみではなくなってしまったというのが正直なところです。
テレビ番組全般に言えることですし、単純に私が大人になったからというのもあるでしょう。
これだけだと私個人の感想なのですが、ネット上でも同じ意見が多くあったので記事として取り上げてみました。
「やりすぎ都市伝説」とは
<出典:https://www.tv-osaka.co.jp/onair/detail/oaid=1915054/>
現在は1つの番組として独立していますが、元々はテレビ東京系列で2011年9月まで放送されていた「やりすぎコージー」の1コーナーでした。
レギュラー番組が終わってからは特番として現在も年に2~4回春・夏・秋・冬に放送されています。
「ウソかホントかわからない」というキャッチフレーズで都市伝説テラーと呼ばれる芸人やタレント達が持ち寄った都市伝説を紹介するという番組になります。
都市伝説ブームの火付け役ともなった存在で、一芸人だった関暁夫をMr.都市伝説たらしめた番組としても有名です。
この番組を知らない方も「信じるか信じないかはあなた次第です」という言葉は聞いたことがあるでしょう。
言ってしまえば適当なことであっても、これを言ってしまえば許されてしまうという魔法の言葉です(笑)
「9.11テロの発生は、20ドル札に暗示されていた」話や「スターバックスのロゴはフリーメーソンのシンボルだった」話は今でも強烈に覚えています。
そして私が陰謀論や考察系の話を好きになったのもこの番組がきっかけです。
番組がつまらなくなってしまった要因
正直な話都市伝説自体の人気が下火になったというわけではなく、様々なテラーがYouTubeなどの配信媒体や書籍などで活躍しています。
番組に予算がかけられなくなったかというと、そもそもそこまで予算がかからないスタイルなのでこれは関係ないと思います。
むしろVTRでロケに行ったりと過去よりも予算かけてる印象すらありますからね。
ここまでハマっていた人が多い中、なぜ番組がつまらなくなったという人がいる要因について見ていきたいと思います。
ネタ切れを隠せなくなってきた
これは多くの人が感じていることではないでしょうか。
以前はテラー一人ひとりの個性が際立っており、独自の視点で調べた話を持ち寄るのが面白さを引き立てていました。
それこそ関の話でよく話題になる「フリーメーソン」や「イルミナティ」等の陰謀論が面白く、「本当なの?」と半信半疑になりつつもどこか信じてしまう神秘性がありました。
オリエンタルラジオの中田が出演していた時は、そのトーク力の上手さに引き込まれてしまう魅力がありました。
そしてさらに伊集院に補足されて手柄を奪い取られるというくだりも、お笑い芸人としての芸を感じましたね。
今ではYouTube大学で彼のトークを聞くことができるので、もしかしたらYouTubeの成功のルーツはこの番組にあったのかもしれないと思ってしまうほどです。
そしてスパイス的にケンドーコバヤシの下ネタとサバンナ高橋のこじつけとも思える空耳も定番となっていました。
しかし今出ている出演者でこの人はこのジャンルの話をするという定番が少なくなった気がします。
そしてさらに話の内容もどこかで聞いたことがあるという話ばかりで、新鮮さを感じることが減っていきました。
都市伝説が生まれにくくなっている
ネットの普及もあって新しい陰謀論が減っていったのもネタ切れに拍車がかかっています。
2ちゃんねる発祥のオカルトで有名な話である「きさらぎ駅」・「八尺様」・「コトリバコ」といった話も比較的最近というイメージがありますが、実は2000年代に有名になった話です。
2010年以降は著しく少なくなりました。
元はと言えば都市伝説はネットが普及する前の70年代~80年代に最も活発だったと言われています。
「人面犬」や「口裂け女」の話が広がったのがこの頃です。
ただ単にうわさ話として広がったものもあれば、いわゆる「ゲゼルシャフト」と呼ばれる集団による目的の達成のために作為的に広げられた話が爆発的に広げられたものもあります。
しかし今は誰しもが簡単に調べられることができるようになりました。
本当かなと思うようなうわさ話も他人に伝聞するまでもなく真偽を確かめられますし、広まったとしてもすぐ嘘だってわかってしまいます。
過去に実際にあった事例として「豊川信用金庫事件」というものがありますが、これはただあの銀行危ないという嘘の一言が伝聞し本当に倒産になりそうなほど預貯金が引き下ろされたケースです。
これを今の例に当てはめると、財務状況はすぐに調べられますし嘘だとわかってしまいます。
新しい都市伝説が生まれずらくなったことで、どこかで聞いた話の焼き増しが多くなってしまったというのも要因の一つとして挙げられるでしょう。
ロケ映像が多すぎる
過去の番組のスタイルとしてはテラーが一つずつ話を持ち寄って順番に発表していく進行でした。
しかし今は2時間~3時間という特番の持ち時間の中で関とあばれる君のロケ映像が半分近く占めている状況です。
別にロケ自体が嫌いというわけではなく、時には必要だと思います。
ただ都市伝説ではなくなっている話もありますし、そもそもロケで時間を使い過ぎて他のテラーの話が薄味になってしまっています。
もっと多くの参加者に話を披露する形式に戻せば、色々な都市伝説を聞く機会になると思いますし各々の特徴も印象に残りやすいはずです。
VTR鑑賞番組にするならそれこそ「世界まる見え!テレビ特捜部」や「アンビリバボー」に任せておけばいいんです。
YouTubeで裏側として流すこともできますからね。
やりすぎの本来の魅力って怪談の百物語のように大人数で1か所に集まって話をしていくという形式に詰まっていると個人的には感じています。
YouTubeで専門番組を見た方が楽しい
ロケ映像が多いというところでも触れましたが、前は都市伝説の番組というのは非常に少なかったです。
そのため放送されるとなればいつにも増して楽しみでしょうがなかったです。
しかし今では都市伝説について調べようと思ったら色々な芸能人やYouTuberがそれこそ数々の媒体で動画や書籍を出しています。
つまりわざわざテレビでの放送を待たずとも見たい時に見たい時だけ都市伝説に触れることができます。
番組が楽しくなくなったことも要因の一つにあるでしょうが、娯楽が増えたこともあるというのが私の持論です。
やりすぎが初出の話というのも少なくなりましたからね。
個人的に近年で一番驚いた話は粗品が2019年末放送で話した「奇妙な楽譜に込められたメッセージ」でした。
確かこれはどこかに情報があったわけではなく、本人が調べて見つけたものであったと放送の中で話していましたね。
レオナルドダヴィンチの最後の晩餐という絵画が実は楽譜だったという内容でした。
でもそれくらいしか近年で面白かったという説はなかったと記憶しています。
それに自分の好きなジャンルというものもありますからね、
やっぱり番組として興味ない話を永遠見るよりは、興味あるジャンルをYouTubeで見た方がいいと感じる人も多いようです。
まとめ
ここまで色々と書いてきましたが、私自身としては都市伝説について飽きてしまったというわけではなくむしろ探究心は高まる一方です。
こんな記事を書いているくらいですしね(笑)
それだからこそ今の番組には惜しいなと思っています。
もっと色々な人を起用してシンプルなスタイルで会話していく形式で作って欲しいと感じています。
「すべらない話」だってギャラリーは設けているものの、一人ずつ話していくというのは変わっていないですからね。
それでもあれだけ人気があるのですから、無理にロケで制作費をかけなくても面白い番組を作ることは可能ではないかと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。