変わりすぎ!?新番組「ゲゲゲの鬼太郎」6期のねこ娘から見る過去作との比較!!

こんにちは、たまこんにゃくです。

アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の第6期がついに2018年4月1日からフジテレビで放送開始されますね。

ちなみにアニメ第1期から実に50周年になるんですね。
老若男女誰でも知っているアニメというのは数少ないので貴重です。

そもそもNHKテレビ小説で「ゲゲゲの女房」が放映されたので、近いうちに再アニメ化されるんじゃないかと思っていたのでむしろ期間が空いてしまった印象です。

個人的には同時に終了する「ドラゴンボール超」が終了するのは悲しいですが、こちらは2018年12月公開の映画に期待しましょう。

ところで新アニメの主要キャラクターのビジュアルが公開されたのですが、ねこ娘が変わりすぎ?との反響が多かったので取り上げてみました。

それでは過去作と比較して見て行きたいと思います。

 

アニメ1期から5期までの変遷

「ゲゲゲの鬼太郎」はアニメ放映から50周年です。

ということは最初にアニメが放映されたのは1968年なわけです。
それから約10年毎にリメイクされて放送され続けています。

サザエさんやちびまる子ちゃん等は時代背景があるため、最近になってもスマホなどが登場することはありません。

しかしゲゲゲの鬼太郎は、デザインや時代背景が放映当時の背景に合わせて物語が作られています。
基本的には子供向けなのですが、時たま社会風刺した怖いストーリー展開になることもあり、大人が見ても楽しめるのが魅力です。

一番顕著な変化を見せているのが、今回取り上げるねこ娘ですね。
それでは過去作のビジュアルと比較して、ストーリーを振り返ってみましょう。

 

アニメ第1期(1960年代)

<出典:https://twitter.com/kitaroanime50th>

1968年1月3日~1969年3月30日まで放送。全65話。

モノクロ作品ですね。
主人公の鬼太郎役は、6期で目玉おやじの役になっている野沢雅子です。
そして彼女が初めて主人公を演じたのも鬼太郎なんですよね。

親子を一人で演じるというのはどんな感覚なのでしょうね。
親子ではありませんが、「釣りバカ日誌」でハマちゃんとスーさんを演じた西田敏行に近いのかなと個人的に思います。

元々1期シリーズは原作と同じく「墓場の鬼太郎」という名称になる予定だったのでした。

しかし墓場という言葉がアニメ化にあたって難色を示されたため、水木しげるの幼少の頃のあだ名である「ゲゲ」から取って「ゲゲゲの鬼太郎」と原作の名称を改めています。

「墓場鬼太郎」は2008年1月~3月にテレビアニメ化もされていますね。
全体的に暗めで大人向けの作品となっています。

肝心のねこ娘はなんと、第20話「猫娘とねずみ男」のゲストキャラクターとしてのみの登場です。
そしてこの頃はトレードマークのリボンがありません。

アニメ化にあたってストーリーは子供向けになってはいますが、今見ると放送禁止用語連発で言葉遣いも荒い部分が目立ちます。

 

アニメ第2期(1970年代)

<出典:https://twitter.com/kitaroanime50th>

1971年10月7日~1972年9月28日まで放送。全45話。

2期からはカラー放送になります。
10年毎にリメイクされていると冒頭で説明しましたが、1期から2年半後の放送となります。

実質は1期の続編という扱いになっていて、キャストにほぼ変わりはありません。
シリーズで繋がりがあるのは1期と2期だけです。

故に原作のストックがすぐに枯渇しました。

現代でも行われている手法としてアニメオリジナルの展開をしていく方法もありましたが、本作は別の水木作品を鬼太郎としてアレンジして取り入れるという手法を使っています。

そのため、鬼太郎があまり活躍せずに傍観者として終わる話も存在するのが大きな特徴ですね。

ねこ娘は2期からレギュラーとしての登場となり、その他砂かけ婆子泣き爺一反木綿ぬりかべといった後の鬼太郎ファミリーも登場しました。

口調は今よりは大人しく、鬼太郎のことをさん付けで呼んでいました。
3期~5期は呼び捨てなので、6期もその辺は踏襲されるものと思われます。

 

アニメ第3期(1980年代)

<出典:https://twitter.com/kitaroanime50th>

1985年10月12日~1988年2月6日まで放送。全108話。

3期からは馴染みの深いという人も多いのではないでしょうか。
夏休み等に再放送で映画がよく放送されていました。

今作からは「妖怪と人の共存」がテーマとして掲げられ、人間の女の子の天童ユメコがヒロインとして登場しました
今後のシリーズにも人間の女の子が登場しますが、ユメコに影響されたキャラクターも存在します。

鬼太郎の性格もヒーロー寄りになり、勧善懲悪の路線がより強くなりました。

元々墓場鬼太郎での性格はどこか人間を信用しておらず、非常にドライな性格(育ての親を金づると言ったり、見殺しにしたり)なのですが、一般的にイメージされる鬼太郎は「悪は絶対許さない」という性格が定着しています。

そのイメージを印象付けたのが3期というわけですね。
ちなみに鬼太郎の道具で有名な妖怪オカリナが初めて登場したのも本作からです。

ねこ娘は本作から鬼太郎と対等な関係になり、同時に想いを寄せる相手として意識するようになります。

しかし人間のユメコがメインヒロインだったため、鬼太郎を巡って嫉妬心を見せることが多い印象でした。

またシリーズ一番のヒット作であるにも関わらず原作の改変が多かったため、原作者の水木も首を傾げる話もあったようです。

 

アニメ第4期(1990年代)

<出典:https://twitter.com/kitaroanime50th>

1996年1月7日~1998年3月29日まで放送。全114話。

3期の勧善懲悪のストーリーからは打って変わって、原作基準の作風へと回帰しました。
水木しげるからの注文は「ジブリ作品みたいに作って欲しい」とのことで、制作されました。

シリーズで初めてデジタル作画(64話から)が使われるようになった作品です。
同時に1期・2期シリーズ以来でEDに「カランコロンのうた」が使われています。

鬼太郎はクールに、ねこ娘はよりかわいらしく大人っぽいデザインに、ねずみ男は衣の色が黄色になるなど原作を意識したキャラクターとなりました。

しかし話自体は原作のエピソードを忠実に再現しているわけではありません
また救いのないストーリーもあり、対象年齢は高めになっています。

4期でも人間の女の子の村上祐子が登場します。
ただ3期のユメコと違ってヒロインには設定されていなかったため、ねこ娘と鬼太郎を取り合うというシーンはありませんでした。

ちなみに89話の「髪の毛地獄!ラクシャサ」の回では大人になったねこ娘が登場します。
こちらは4期の中でも人気のあるエピソードですね。

 

アニメ第5期(2000年代)

<出典:https://twitter.com/kitaroanime50th>

2007年4月1日~2009年3月29日放送。全100話。

社会風刺をしつつ、事件を解決するというスタイルは踏襲しつつ本作独自の設定が多く取り入れられました。

またストーリーの繋がりがあるのは1期・2期のみではあるのですが、本作も過去作と繋がりのあるようなエピソードが取り入れられてるのも特徴的です。

4期から比べ鬼太郎の性格は若干マイルドになっており、ねずみ男はいい人ねこ娘は美少女化と時代に合わせたキャラ設定になっています。

そして過去作よりも鬼太郎ファミリーの出番が減り、妖怪横丁という妖怪の街に住む多彩な妖怪が多数登場するようになりました。

また本作から3期・4期で使用された妖怪オカリナがなくなり、地獄の鍵という奥義が追加されました。

テレビシリーズは人気だったのですが、映画がコケたのと「ドラゴンボール改」を放送したいというテレビ局側の思惑からやむなく打ち切りに近い形で最終回を迎えました。

テレビシリーズに関してはサブキャラクターとして人間は登場したのですが、明確なヒロインはいません。
その代わりねこ娘がヒロイン扱いとなり、キャラデザも現代風になりました。

ちなみに映画の「ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」では3期のユメコをオマージュした風祭華(かざまつりはな)という人間の女の子をヒロインとしています。

本作でのねこ娘は色々なアルバイトに打ち込むなど、様々なファッションを見ることができます。
恋敵もいないので、鬼太郎に対して甘えるシーンが多くありました。

声優が今野宏美なことから、同時期に放送していた「らき☆すた」の小神あきらをイメージする人も多かったと思います。
というかリアルタイムで私が見ていてそう感じてました(笑)

 

アニメ6期のキャラクター紹介

<出典:https://twitter.com/kitaroanime50th>

2018年4月1日から放送予定。

主要キャラクターについても発表がありましたので、ご紹介します。

<出典:www.toei-anim.co.jp/kitaro/character/>

鬼太郎:沢城みゆき
目玉おやじ:野沢雅子
ねずみ男:古川登志夫
ねこ娘:庄司宇芽香
犬山まな:藤井ゆきよ
砂かけばばあ:田中真弓
子泣きじじい&ぬりかべ:島田敏
一反もめん:山口勝平

声優陣は豪華な顔ぶれになっていますね。
個人的には初代鬼太郎を演じた野沢雅子のどのような演技を見られるかが、一番期待できるところです。

そして3期以来の人間の女の子のメインキャラクターである犬山まなも期待できるところです。

ねこといぬとあって、ねこ娘と仲が良いのか悪いのかどう描かれるかも注目ですね。

全体的にはねずみ男の衣の色が3期以来に青色となったことと、全体的に等身が上がったこと以外に大きな違いはないのですが、やはり変わったのはねこ娘のビジュアルでしょう。

<出典:http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/character/03.php>

ただの高貴な家に生まれた美少女という感じですね。

5期ですら現代に溶け込んだ萌えキャラに生まれ変わったのですが、まだねこの風体を保っていました。
でもこれじゃねこ娘である必要がない気がします。

変身したら猫目になるのでしょうか。
そもそも墓場鬼太郎もとんでもない美少女だけど、魚かねずみを見ると化け猫に変身するという感じだったので、何かの拍子で猫に変身するという感じかもしれないですね。

 

まとめ

6期で平成最後となる「ゲゲゲの鬼太郎」は、実に50周年を迎えた記念の作品となります。

キャラクターデザインには賛否が分かれるかもしれませんが、私個人としては楽しみにしています。

リメイクするたびにその時代の社会風刺も楽しめるので、親子揃って鑑賞できる貴重なアニメだと思います。

今回は5期のように打ち切りではなく、しっかりと完結させて欲しいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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変わりすぎ!?新番組「ゲゲゲの鬼太郎」6期のねこ娘から見る過去作との比較!!” に対して6件のコメントがあります。

  1. 名無しさん  より:

    5期は歴代で一番シビアな鬼太郎って言われてますよ

    1. 名無し様
      コメントありがとうございます。
      6期もそうですが、人間に対して厳しい部分がありますよね。
      でもこれが本来の鬼太郎像なのかもしれないですね。

  2. カメリン より:

    1、2期は見てないからわからんけど、やっぱり3期は歴代(今やってるやつも含め)一番のヒットだったんだな・・・。どんなにストーリーがかっこよかったり、考えさせられたり、大人の友達にウケたりしても、結局子供にウケて、商品が売れないとカスというものになってしまうんですよ、アニメの世界は。
    4期はまあまあ奮闘したけど、結局は打ち切り。5期は(猫娘の萌え化、葵の爆乳、モンローのロケットオッパイなどなど)オタクにウケる内容にしていたが、結局子供には見向きもせず、玩具売れず打ち切り。
    よくよく考えると、3期の鬼太郎は人間と妖怪の共存(母と父の願い)のため奮闘(ここ王道)、おっかない顔したぬらりひょんがラスボス(4期のようなまぬけじゃないですよ)、夢子という人間のヒロインがいて鬼太郎と恋仲になりながらのストーリー展開(ここも王道)。王道で挑戦し、見事に成功してるんですよね。確かに水木先生が首を傾げたらしいけど、そんなんどこにもある。
    制作サイドも打ち切り打ち切り上が悪いなんていうんじゃなくて、どうやったら子供にウケて玩具売れるかも考えた方がいいのでは。きつい言い方かもしれんけど。

    1. カメリン様
      コメントありがとうございます。
      私も3期から見始めましたよ~再放送してた時期もありましたしね。
      3期より4期の方が原作に近いのに人気出るかっていうと違うんですね。
      かといって墓場鬼太郎の内容は子供にウケないでしょうし難しいところだと思いますね。

  3. ねこねこ より:

    ねこ娘は5期が1番可愛い…
    まぁ全部好きだけどね

    1. ねこねこ様
      コメントありがとうございます。
      5期もかわいいですね、同時期にやってたらき☆すたのアキラの人だったのが印象に残ってますね。
      個人的には4期もオススメです。

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