ハローワークで一般職業適性検査(GATB)を受けてきました!能力から適職を探しましょう!!
こんにちは、たまこんにゃくです。
今回は適職で悩んでいる方に一般職業適性検査を紹介したいと思います。
仕事を選ぶ時ってなんとなく自分に合っているかで探している人が多いんじゃないでしょうか。
私もなんとなくで選んでいたために、学生時代以来久々に受けてきました。
その結果が適職探しに役立つかどうか!?という観点で考察していきたいと思います。
併せて受けてきたVIP職業興味検査はこちらから
一般職業適性検査とは?
正式には厚生労働省編 一般職業適性検査(通称GATB:General Aptitude Test Battery)という名称です。
仕事をする上で必要になる9つの適性能(G:知的能力、V:言語能力、N:数理能力、Q:書記的知覚、S:空間判断力、P:形態知覚、K:運動共応、F:指先の器用さ、M:手腕の器用さ)を測定し、適した職業を選択するための情報を提供するための検査です。
ハローワークで適性検査といえば大体GATBのことを指します。
検査の趣旨
GATBは能力適性の特徴を理解するための検査です。
速さや正確さを評価し、職業や進路の選択に役立てるものです。
なので判断が遅い人は点数が低くなることがあるようです。
だからといってその人の能力が低いというわけではないので、ショックを受ける必要はありません。
もしかしたら検査結果が自分が納得できる職業ではない可能性もあります。
その時に適性がないと諦めてしまう必要もありません。
それならやる意味がないと思った人がいるかもしれません。
やる価値は十分にあります。
なにせ職種は膨大に存在します。
自分が知らない仕事ややらず嫌いをしていた職種に興味を持つきっかけになります。
ただその結果を絶対に信用しなければいけないわけではないということで、得意・不得意を把握するのはぴったりの検査です。
具体的な検査内容
対象者
中学・高校・高専・専門学校・短大・大学・職業訓練校・職業相談機関等になります。
たくさん書いてますが、年齢としては13~45歳未満の一般求職者が対象です。
検査方法
11種類の紙筆検査と4種類の器具検査の計15種類の検査から9つの適正能が測定されます。
その上で13の職業領域と40の適性職業群に設定された基準に対して、適性があるかないかの判定がされる仕組みです。
厚生労働省の言葉を借りれば、個性と職業の世界を結び付けるうえで非常に有効な考え方となっているからです。
所要時間
紙筆検査のみの場合は45~50分程度です。
しかし検査ごとに時間計測するので、実際はもっとかかります。
説明や器具検査も併せて1時間半見ておきましょう。集団でおこなう場合もありますからね。
検査の構成
検査方法のところで計15種類の検査があると述べましたが、その詳細を記載します。
No | 検査項目 | 検査内容 | |
紙筆検査 | 1 | 円打点検査 | ○の中に点を打つ検査 |
2 | 記号記入検査 | 記号++を記入する検査 | |
3 | 形態照合検査 | 形と大きさの同じ形をさがしだす検査 | |
4 | 名詞比較検査 | 文字・数字の違いを見つける検査 | |
5 | 図柄照合検査 | 同じ図柄を見つけだす検査 | |
6 | 平面図判検査 | 置き方をかえた図形を見つけだす検査 | |
7 | 計算検査 | 加減乗除の計算を行う検査 | |
8 | 語意検査 | 同意語かまたは反意語を見つけだす検査 | |
9 | 立体図判断検査 | 展開図で表された立体形をさがしだす検査 | |
10 | 文章完成検査 | 文章を完成する検査 | |
11 | 算数応用検査 | 応用問題を解く検査 | |
器具検査 | 12 | さし込み検査 | 棒(ペグ)をさし込む検査 |
13 | さし替え検査 | 棒(ペグ)を上下にさし替える検査 | |
14 | 組み合わせ検査 | 丸びょうと座金を組み合わせる検査 | |
15 | 分解検査 | 丸びょうと座金を分解する検査 |
各項目の検査は時間ないに出来るだけ多くの問題を解く形式です。全部解く時間は用意されていません。
集団実施の場合はCDが使われることが多いので、淡々と行われます。
GATBの検査はSPIの本を使えば対策することも可能です。
検査項目も調べれば傾向はわかりますからね。
ただ個人的には別に対策をしていかなくてもいいかなと思います。
得意不得意で職業の適性を判定するため、対策をしていくことで純粋な結果が変わってしまう可能性があるためです。
ただ企業の就職試験で用いられることもあるため、その場合はある程度対策をしていった方がいいと思います。
私が使用した本がありますので、紹介します。
測定される適性能
15種類の検査結果によって得られる職業に対する適性が判定されます。
それが以下の9種類になります。
適性能 | 内容 | 使用検査 |
G-知的能力 | 一般学習能力。説明・教示などを理解する能力。推理し、判断する能力。 | 紙筆検査 9・10・11 |
V-言語能力 | 言語の意味およびそれに関連した概念を理解し、それを有効に使いこなす能力。言語相互の関係および文章や句の意味を理解する能力。 | 紙筆検査 8・10 |
N-数理能力 | 計算を正確に早く行うとともに、応用問題を推理し、特能力。 | 紙筆検査 7・11 |
Q-書記的知覚 | ことばや印刷物、伝票類を細部まで正しく知覚する能力。文字や数字を直感的に比較弁別し、違いを見つけ、あるいは校正する能力。文字や数字に限らず、対象をすばやく知覚する能力。 | 紙筆検査 4 |
S-空間判断力 | 立体形理解したり、平面図から立体形を想像したり、考えたりする能力。物体間の位置関係とその変化を正しく理解する能力。青写真を読んだり、幾何学の問題を解いたりする能力。 | 紙筆検査 6・9 |
P-形態知覚 | 実物あるいは図解されたものを細部まで正しく知覚する能力。図形を見比べて、その形や陰影、線の太さや長さなどの細かい差異を弁別する能力。 | 紙筆検査 3・5 |
K-運動共応 | 眼と手または指を共応させて、迅速かつ正確に作業を遂行する能力。眼でみながら、手の迅速な運動を正しくコントロールする能力。 | 紙筆検査 1・2 |
P-指先の器用さ | 速く、しかも正確に指を動かし、小さいものを巧みに取り扱う能力。 | 器具検査 3・4 |
M-手腕の器用さ | 手腕を思うままに巧みに動かす能力。物を取り上げたり、置いたり、持ち替えたり、裏返したりするなどの手腕や手首を巧みに動かす能力。 | 器具検査 1・2 |
表の3列目の使用検査の結果によって1列目の適性能に対しての判定が出ます。
その結果次第で13の職業領域の適性が分かるという仕組みになっています。
使用検査の番号は検査の構成で記載したNoと同様です。
検査結果の見方・生かし方
診断結果から13個の職業領域と40種の適性職業群に対する適性が診断されます。
診断結果はすぐには出ず、私の場合は約2週間かかりました。
場所によってはコンピュータによる処理サービスで回答後すぐに結果を得られるサービスもあるようです。
では診断結果を掲載します。
まずは図表の左側をご覧ください。
適性能の評価は以下の通りでした。
G-知的…C(+C)
V-言語…A(A)
N-数理…B(B)
Q-書記…A(A)
S-空間…E(E)
P-形態…C(+C)
K-共応…B(B)
F-指先…E(D)
M-手腕…E(E)
括弧内は加点評価ですね、判定には誤差があるためその分を加味して過小評価を避ける狙いがあるためです。
年齢が上がるにつれ、この誤差の修正幅は少なくなります。
次にどの職業領域が向いていたのかの診断を見たいと思います。
図表の中の判定の所をご覧ください。
H:基準を満たしている
m:基準をほぼ満たしている
L:基準を満たしていない
の3分方式で判定しています。
以前は「合格」、「不合格」の2分方式だったみたいです。それに対して今後の努力や可能性を考慮して現在の方式になったようです。
図中にわかりやすくH判定のところをオレンジのマーカーで引いてます。
別に検査結果票に色が最初からついているわけではないので、誤解しないようお願いします。
ではH判定を取ったのはどれだったのでしょうか。
1.農林漁業…(2)動物管理、水産養殖、陶芸
9.コミュニケーション…(25)通信
11.販売、サービス…(30)販売/(32)個人サービス
12.警備、保安…(34)警備、巡視
13.事務関係…(36)簡易事務/(37)事務機器操作/(38)一般事務/(39)経理、会計
事務仕事が多いので、事務に適性があるという結果はよかったことだと思います。
ただ今回検査を受けたのは、事務が向いてないからと思っていたから受けたのが理由なので何とも言えない結果となりました。
全体的に見ると手作業や研究、福祉関係は全滅でした。
高校時代は福祉に進む予定だったので、進まなくてよかったかもしれません(笑)
でも研究するのは好きだし、著述も向いてないというのはショックですね。
ブログって著述に入りませんか?笑
まぁ納得いかない部分もあるため、参考程度にと書いたというのはあります。
職業で悩んでいる人がいたらぜひとも受けてみてほしいなと思います。
まとめ
GATBの適性検査はあくまでも職業が向いてる・向いていないを判定するものです。
だからどうしても就きたい仕事がある人なら、検査を受けずともとりあえず挑戦してみてはどうかと思います。
しかし今働いている仕事に悩みや不安を抱えていたり、これから就職活動をしようと思っている学生であれば受けてみる価値はあると思います。
実際に私も現職について悩んでいるからこそ受けたわけですからね。
自分に合った仕事を見つけられたら、実際に仕事を探してみましょう。
転職エージェントに登録すると、自身の適性に合った企業の紹介もしてもらえるのでおススメです。
下記から登録ができます。
最後までお読みいただきありがとうございました。