DAMとJOYSOUNDの新曲配信終了機種を一挙公開!!カラオケ市場を支えた名機種の最期・・・
こんにちは、たまこんにゃくです。
いつもはカラオケの最新機種を紹介していますが、今回はカラオケの新曲の配信が終了する機種を紹介します。
といいますか自分で検索してみたんですが、最新機種を紹介しているブログは結構あるんですけど配信終了する機種を紹介してる記事ってあまりなかったんですよね。
じゃあ自分で書こうか!というわけで書いてみたわけです。
ついでに今では普通に搭載されている様々な機能が、いつから搭載されたのかを懐かしみつつ歴代の機種にお別れをしたいと思います。
カラオケの機種の寿命っていつまで?
前提条件としてカラオケの機種がいつまで持つかを知っていますか?
そんなの壊れるまでじゃん・・・と思われるかもしれませんが、実は新曲の配信が打ち切りになるのです。
流れとしては発売から10年弱で修理対応が終了し、それから数年で新曲の配信停止、さらに数年経ってカラオケのサービスが終了となります。
ここで一つ質問が起きるかと思います。
新曲の配信が停止してからカラオケのサービスが終了になるまでの期間はカラオケの使用はどうなるのか?ということです。
結論から言いましょう。新曲の配信は受けられませんが、情報料を支払うことによって使用することはできます。
そのカラオケの機械自体が使えなくなるのがサービス終了というわけです。もうこうなったら言い方は悪いですがただの粗大ゴミです。
では具体例をみていただきましょう。
cyber DAM(G50)
我が家の地下に眠ってる旧機種です。
G50という型番ですがcyber DAMと言った方がわかりやすいかもしれませんね。古い機種ですが音質は未だに一線級です。
この時期からDAMの音質は完成されてたんですね。逆に言えばあまり進化がないとも取れますが。。
懐かしいですね、久々に起動してみたくなりました。そもそも起動できるかわかりませんがね(笑)
最新機種と比べてみましょう。
LIVE DAM STADIUMです。
G50の発売日が2000年10月、LIVE DAM STADIUMの発売日が2015年4月です。
15年の歴史は重いですね~進化が見られます。
少し話がそれてしまいましたが、そのG50の配信終了までの流れを見ていきましょう。
機種名 | 発売日 | 修理対応終了 | 新曲配信終了 |
G50(cyber DAM) | 2000年10月 | 2010年3月末 | 2012年9月末 |
発売から10年で修理のサポートがなくなり、その2年後に新曲の配信がなくなっています。
ちなみにサービス対応の終了は2017年1月末でした。サービス終了までの日数は前段で説明したよりも長いですが大まかな流れはわかっていただけたかと思います。
ちなみにデンモクもついでに見てみましょう。
懐かしの白黒デンモクですね。この型番はPM100Ⅱです。
今じゃスナックですら見かけなくなりました。
試しに起動してみたら普通に使えました。
長持ちいいですね。一応リクエストNoは変わらないので、最新機種でも使えるはずです。
ただし新曲の配信は2013年01月末日に終了しています。
今後配信終了する機種
前置きはここまでで、これから配信終了する機種を一覧にしていきます。
これから紹介する機種はもうカラオケ店は元より、ナイト市場でも見かけない機種です。
私も地方の温泉宿で何度か見かけたくらいです。
ただどれも時代を作ってきた機種なので、もし見かけることがあったら使ってみてくださいね。
何かの発見があるかもしれません。
では早速見ていきましょう。
DAM
機種名 | 発売日 | 修理対応終了 | 新曲配信終了 |
BB cyber DAM(G100) | 2003年10月 | 2015年2月末日 | 2018年8月末日 |
Party DAMⅢ(PDⅢ) | 2003年10月 | 2014年9月末日 | 2018年9月末日 |
G70 | 2005年11月 | 2015年4月末日 | 2019年5月末日 |
この中で注目すべきはBB cyber DAM(G100)ですね。
<画像はドリームサウンドより引用>
見たことあるという人は多いでしょうね。大きな特徴を記載します。
ブロードバンドに完全対応し、大量の本人映像配信
ハードディスクを大容量化し、生音など音源で演奏が可能になった
採点でお馴染み精密採点(当時は音程表示なし)が初めて実装された
TVのコマーシャルやアーティストにインタビューをするDAMチャンネル開設
DAMを利用するなら当たり前の機能ですね。でも当時は画期的だったのです。
そして電子目録本と呼ばれるデンモクが一般的になったのもこの機種ですね。
随分息が長い機種でしたが、ついにお役目ご免となります。
ちなみに後継機種であるPremier DAM(XG1000)の修理対応終了日は2019年5月末日となっており、そこから予想すると新曲の配信終了は2021年頃になりそうですね。
JOYSOUND
機種名 | 発売日 | 修理対応終了 | 新曲配信終了 |
HyperJoy V2(JS-70) | 2003年7月 | 2017年3月末日 | 2018年3月末日 |
CelebJoy Hearts(XJ-60) | 2004年11月 | 2017年3月末日 | 2018年3月末日 |
neonR2(NMU-R20) | 2004年3月 | 2017年3月末日 | 2018年3月末日 |
UGA(UGA-01) | 2004年5月 | 2017年3月末日 | 2018年3月末日 |
uga plus(UGA-10) | 2005年11月 | 2017年3月末日 | 2018年3月末日 |
JOYSOUNDはエクシング社のブランドですが、2010年にBMB社と経営統合しているためUGAもここで記載します。
その当時はJOYSOUND×UGAと表示されていましたね。
JOYSOUNDは修理と新曲の配信終了が統一されていますね。
この中で注目すべきはHyperJoy V2(JS-70)とUGA(UGA-01)ですね。
<画像はドリームサウンドより引用>
こちらがHyperJoy V2です。マイナーチェンジされた型も発売されていますが、画像は初期型ですね。
大きな特徴を記載します。
PVクリップ(今でいう本人映像)やライブカラオケの実装
スゴオト(今でいう生音源)やうたいり(本人ボーカル入り)で演奏することが可能になった
SHOW劇クリップなど歌詞のお遊び要素が取り入れられた
JOYSOUNDの基礎となる部分もHyperJoy V2で固められました。
ただ独自の要素としてはまだ弱い部分がありましたね。
JOYSOUNDがアニメやボカロを取り入れ、全国採点など画期的な進化をするのは次世代のHyperJoy WAVEになってからです。
<画像はドリームサウンドより引用>
こちらはUGAです。UGAシリーズの機種を今見かけることはほぼありませんが、DAMやJOYSOUNDに代わる第三の機種として注目されていました。
初期のUGAは音質に問題はあったものの、最終機種であるuga nextは音の再現度が現行機種に勝るとも劣らないレベルになりました。
また画期的な機能もたくさん取り入れられていました。
大きな特徴を記載します。
業界最多の15万曲配信
業界初の縦置き対応
業界初のBluetooth無線通信リモコン
スタジオ録音されたスタ録や複数のアレンジバージョンで演奏できる
今でこそ曲数最多といえばJOYSOUNDの売りですが、当時はUGAが曲数No1でした。
なんとJOYSOUNDの約5万曲に対して約15万曲なのですから驚きです。
まぁ水増しも酷くてボサノババージョンなんて誰が得するんだって曲もたくさんありますが(笑)
あと無線通信リモコンってのはどの方向にナビを向けても機械が認識する機能ですね。今じゃ当たり前ですが、UGAで実装された機能です。
縦置きってのはプレステなんかを思い浮かべてほしいです。場所を取らなくなりますね。
非常に惜しい機種でした。今でも続けていれば脅威になった機種であったかもしれません。統合先のJOYSOUNDに期待ですね。
まとめ
知っている機種はありましたでしょうか。
新曲配信終了まで後わずかになった機種もあります。
もし見つけたら一度使ってみるのも面白いかもしれません。
最新機種では削除されてしまった本人映像やアニメ映像が残っていたりしますからね。
私なんかは古い映像をみたいがために探し回ったりしたこともあります。
狙いどころは温泉旅館やスナックとかですね。ぜひぜひ探してみてください。それでは!