SBI証券と楽天証券が国内株式の約定代金10万円までの手数料無料に!?失われた松井証券の優位性
こんにちは、たまこんにゃくです。
今回はネット証券会社のニュースを取り上げたいと思います。
SBI証券と楽天証券が国内株式の約定代金10万円までの手数料無料になると8月18日付けで発表がありました。
ちなみに一部プラン限定となっていますので、後ほど説明していこうと思います。
業界の勢力図を揺るがす可能性がありますね。利用者的にはどんどん競争してもらった方が都合がいいので歓迎ですけどね。
では現行の体制を見ていきましょう。
現行の3社の手数料の違い(2017年8月まで)
今回取り上げる3社は元々手数料に関しては他社より比較的安いです。
ですが約定金額が10万円以下で無料になるのは今までは松井証券のみでした。
以下に表にしてみましたので、ご覧ください。
証券会社名 | 売買手数料 | ||||
10万円まで | 20万まで | 30万円まで | 50万円まで | 100万円まで | |
松井証券 | 無料 | 324円 (口座開設より6か月間は無料) |
324円 (口座開設より6か月間は無料) |
525円 | 1050円 |
SBI証券 (アクティブプラン) |
103円 | 206円 | 308円 | 463円 | 822円 |
楽天証券 (いちにち定額コース) |
463円 | 463円 | 463円 | 463円 | 926円 |
※手数料は税込み価格です
松井証券は料金体系が1つしかありませんが、SBI証券と楽天証券は複数の料金体系があります。
今回は10万円以下の手数料が無料になるプランでの比較です。あなたにとっての最適なプランとなるかとは別の話ですのでご了承ください。
詳しいプランを見たい方は下記にリンクを貼りますので確認ください。
→SBI証券はここから
→楽天証券はここから
これがどうなるか改めて見ていきましょう。
SBI証券
9/4(月)約定分より「アクティブプラン」約定代金合計額10万円以下の手数料を完全無料化します。
アクティブプランは1日の約定代金合計額に対して手数料がかかるプランです
口座を開設した時点ではスタンダードプランという1注文の約定代金に対して手数料がかかるプランとなっているため、プランを変更してくださいね。
その売買手数料が9/4からこうなります
現物・信用ともに | ||
1日の約定代金合計額 | 新手数料 | 現行手数料 |
10万円まで | 無料 | 103円 |
※「アクティブプラン」の10万円超の手数料に変更はありません。
楽天証券
9/1(金)約定分より「いちにち定額コース」約定代金合計額10万円以下の手数料を完全無料化します。
SBI証券と3日違いですね、紛らわしい。
また約定金額が30万以下も大幅に値下げがされました。
いちにち定額コースは取引回数が多い人向けのコースとなっています。
またその他に1回の取引金額で手数料が決まる超割コースとワンショットコースがあります。こちらは取引回数が少ない人向けのコースとなっています。
口座を開設する時の初期設定で変更していなければ超割コースになっているかと思いますので、いちにち定額コースへと変更してくださいね。
その売買手数料が9/1からこうなります。
現物・信用ともに | ||
1日の約定代金合計額 | 新手数料 | 現行手数料 |
10万円まで | 無料 | 463円 |
20万円まで | 206円 | 463円 |
30万円まで | 308円 | 463円 |
※「いちにち定額コース」の30万円超の手数料に変更はありません。
まとめ
個人的にはこの3社全ておすすめしたい証券会社です。
IPOが当たりやすいSBI証券
楽天市場で使用できる楽天ポイントが貯まる楽天証券
約定金額が10万円以下無料の松井証券
あくまで私個人の考える特徴ですが、3社とも他の証券会社にはない大きなメリットであると考えます。
ただ今回松井証券のメリットが他の2社で受けられることになり、実質松井証券の価値が薄れてしまったと言わざるを得ません。
松井証券にはプランが1種類しかないため、利用頻度によって手数料コースを変更するという多様性がありません。
手数料30万円まで無料とかやってくれませんかねぇ?(チラッ
もし経営側の方が見ていれば検討していただきたいものです。これではジリ貧ですからね。
今回の発表は証券会社同士の価格競争を加速させるきっかけになってくれることを願っています。
あなたも口座を開設する時は、なるべく多くの証券会社を見て回ってから決めた方が後悔しないと思います。私は5社以上回りましたからね。
最後までお読みいただきありがとうございました。