新NISAの落とし穴?買ってはいけない優待株の特徴とは!?

こんにちは、たまこんにゃくです。

最近優待目的で投資を始めてみたいって人かなり増えましたよね。
なぜそんなことを思うかというと、株を始めてみたいという人からアドバイスを求められることが多くなったからです

また2024年からは新NISAが始まったこともあり、各メディアでも投資を煽る報道がされています。
日経平均株価もバブル崩壊後の高値3万3753円を超えてくるなど盛り上がりを見せています。

ちなみに私はリアルだとそこまで大々的に優待生活目指すとか言っているわけではありませんが、投資家のセミナーにたまに参加してるってのが大きいかもですね。

相談してくる理由は様々あるとは思いますが、一致しているのは将来への見えない不安から来ているのでしょう。

老後に2000万円必要というフレーズも話題になりましたからね。
以下の記事でも記載してますので併せてご覧ください。

私から言わせてもらうと、この機会に投資を始めるのは大いにアリです。
貯金してても物価の上昇に金利が追いついておらず、一般的な銀行に100万預けても年間数十円しか増えないんじゃやってられないですからね。

ただNISA口座で優待株を買うときに損をしてしまう銘柄の傾向があります。
さて今回は約300銘柄を取引している私から絶対買ってはいけない銘柄はとはどんなものかを紹介したいと思います。

 

配当を出していない

さて新NISAの投資合計額はつみたて投資枠の年間120万円と成長投資枠の年間240万円の合計年間で360万円、最大で合わせて1800万円使用可能です。
優待株を買うってことはこのうちの成長投資枠になりますから、合計で1200万円分持つことができます。
つまり何が言いたいかというと、枠は無限ではないということです。

NISA口座というのは平たくいうと配当金や売却益に対して税金がかからないという制度になります。
せっかくのメリットの一つである配当金に対し非課税という恩恵が受けられないことになります。

「別に優待あれば配当金なんていらないし」って意見があるかもしれませんが、そもそも優待には税金はかかりません。
※厳密には「雑所得」になるため、合計20万円を超えると確定申告の対象にはなりますが配当のように貰う度に20%引かれることはないという意味で書いてます。

それ優待株は基本長期投資を目的としているため、売却益とも相性が悪いです。
私も買ってから一度も売ってない銘柄が大半です。
優待がなくならない限り死ぬまで持とうと思ってますからね(笑)

ただ配当に関しても必ず出るというわけではなく、不祥事や業績の悪化で無配当になるというケースもありえるので投資する先としては毎年増配している等の過去実績も見てから買うとよいでしょう。

 

優待がQUOカード

初めに言っておくとですね、QUOカードを優待として出している銘柄って非常に便利なんですよ。
コンビニでは大体使えますし、一部飲食店でも使用できる場所もあります。

食事券とかだとその優待を出している会社の系列店舗などでしか使えないってことから、
使用できる範囲が広いってのが魅力的なところですね。

三菱UFJニコスカードやジェフグルメカードがもらえる優待銘柄もありますが、
絶対数が少ないのと利回りがあまりよくないことから初心者にはお勧めしにくいというのが現状です。

ここまで絶賛しておいてアレなのですが、一つだけ大きな問題点があります。
それは廃止が多いことです。

まぁ当たり前の話なんですけど、自社製品の優待って強いんですよね。
赤字になっても廃止するってリスクは少ないんです。
だけどQUOカードは別に自社製品ってわけじゃないので全てがコストになるわけです。

私も何度も優待発表と同時に飛びついて1年程度で廃止して損切したってことがありました。
下記記事にも実際に損した銘柄を記載していますので、よければ併せてご覧ください。

もちろんQUOカードと同時に高配当な銘柄も多く存在するので、
あくまで優待はおまけとして投資するってのは選択肢として問題ありません。

 

優待がカタログギフト

これもQUOカードと同じ理由になります。
特に気をつけなければいけないのはプレミアム優待クラブ実施の銘柄です。

私も結構上記優待をもらえる銘柄を保有していますが、
まぁとにかく廃止が多いです。
何個手放したかわからないレベルです。

やっぱり企業にとって導入しやすい反面、
コストカットの時は目につきやすいんでしょうね。

ちなみに以下サイトから現在実施している銘柄と権利確定日を確認することができるので、よければ参照ください。

 

PBR1倍割れ銘柄

初心者向けって言ってた割にいきなり専門用語やめてくれって思わないでくださいね(笑)
ほんとは欲しい優待で株を買ってもいいと思うんです。
私だって最初はよく行く飲食店の株を買いましたからね。

正直PBRなんて見なかったです(笑)
ただそれだと買って失敗したって事があったので紹介しておこうかなと思います。

PBRというのは株価純資産倍率のことで、株価が1株当たり純資産の何倍かまで買われているかを見る指標です。
もっと簡単に言いますとPBRが低いということは業績が悪い企業が多いということです。

ちなみに日本企業は外国と比べPBR1倍割れが顕著に多く(約半数が1倍割れ)、2024年1月15日から東京証券取引所が企業に対し資本効率の改善などに向けた事業計画の開示を求めるなど対策に乗り出しています。

私の保有銘柄にはPBRが1倍を割ってる企業も複数ありますが、それは敢えて割安だから買ってます。
リスクとしては減配や優待の改悪、果ては上場の廃止もあり得るため初心者には到底お勧めできません。

余談ですが優待株にはPBR1倍を割る銘柄は少ないです。
特によく初心者向けと言われる外食系の株は、軒並み高いところばかりで手を出しづらくなっているのが現状です。

 

権利確定日直前の購入

権利確定日というのは簡単に言うと、株主としての権利を確定する日になります。
そのままですね(笑)

権利確定日は基本的にその月の最終営業日(平日)となります。
例えば31日(金)としますと、以下のようになります。

29日(水) 30日(木) 31日(金)
権利付最終日 権利落ち日 権利確定日

※権利付最終日にその銘柄を持っていれば、優待を貰える権利が得られます

この場合29日(水)に株を買えば、優待が貰えちゃうんです。
大体決算日って年1回、多くても2回ですよね?
1年や半年株を持たないと優待が貰えないわけじゃなく、その日持ってるだけでいいんです!
ただ1年以上の長期保有や、サイゼリヤみたく株主に秘密で企業がランダムに決めた日に株主になってないと権利を貰えないところもあります。

まぁみんな考えることは一緒で権利付最終日に買いが沢山入って、次の日の権利落ち日に株価暴落するってパターンが多いです。
権利を貰えるギリギリに買ったけど、優待を貰う以上に損をしたってリスクはあるので特に急がないなら権利落ち後の暴落後を狙うのも手です。

 

まとめ

新年になってから投資を煽るニュースが多く入ってくるようになり、早く始めないといけないような風潮になっていますが焦っても逆に失敗してしまう可能性が高いです。

自身の資産やライフスタイルと相談して「ほんとに今が買い時か?」をしっかり見極めて欲しいと思います。

まぁ本末転倒なことを言ってしまうと、余裕資金でやるなら好きな株を買ってください(笑)
やっぱりね、PBRや権利確定日前だなんだかんだ言ったって予想通りにはいかないんです。
権利落ち後まで待ったのに株価が上がり続けてたりと失敗はつきものです。

ただこういうリスクを知っているかどうかということが大切です。
それ以外は自己責任になりますが、ここの飲食店よく行くから優待あれば便利だなとかそんなところから始めていって問題ないです。
知識は後からついてきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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