中高生のなりたい職業は「ユーチューバー」!それって本当に悪いことなのか?
こんにちは、たまこんにゃくです。
突然ですが、あなたは中高生の頃どんな職業に就きたいと思っていましたか?
もしくは現在中高生の方でしたら、どんな仕事がしたいと思いますか?
安定した職業がいいとか、ベンチャー企業でバリバリ稼ぎたいとか色々な考え方があるかと思います。
以前に新卒学生の内定辞退が6割を超えたという話題を記事にしました。
上記記事からもわかるように、景気も回復傾向にあります。
それに伴って仕事の選び方も変わってきました。
ここで面白い記事があったので紹介します。
ソニー生命が2017年4月に発表した「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」です。
年齢層を少し下げてみたらどんな職業がランキング上位に来るか、興味ありますよね?
そこで今回は中高生のなりたい職業からみる「将来の夢」について考えていきたいと思います。
中高生がなりたい職業とは?
ここではまず、中学生と高校生がなりたい職業と親が子供に就かせたい職業を見て行こうとおもいます。
中学生がなりたい職業ランキング
<出典:www.sonylife.co.jp/company/news/29/nr_170425.html>
男子中学生のベスト3はITエンジニア・プログラマー、ゲームクリエイター、YouTuberなどの動画投稿者
女子中学生のベスト3は歌手・俳優・声優などの芸能人、絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)、医師
女子の3位の医者を除いて、男女ともクリエイティブな仕事が選ばれる傾向になっています。
かつて人気のあったスポーツ選手や保育士といった職業は大きく順位を落としているのがわかります。
そして今回私が表題で取り上げたYouTuberは男女ともにトップ10に入っています。
ここ10年弱で出てきた新しいビジネスモデルですが、動画サイトの発展を間近と一緒に育ってきた世代なだけに一種の憧れがあるようにも感じられます。
高校生がなりたい職業ランキング
<出典:www.sonylife.co.jp/company/news/29/nr_170425.html>
男子高校生のベスト3はITエンジニア・プログラマー、ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など)、ゲームクリエイター
女子高校生のベスト3は公務員、看護師、歌手・俳優・声優などの芸能人
男子高校生は引き続きクリエイティブな仕事が上位にランクインしていますが、女子高校生は1位公務員、2位看護師と堅実な仕事がランクインしています。
もちろん男子に関しても中学生のランキングと比較して安定した仕事が上位に来るようになっています。
どんな夢でも自由に考えられることができた小中学校よりも、より進路に対して真剣に考えだす時期だからというのが理由だと私は考えています。
しかしながら、男子の10位にはYouTuberが入っており依然として高い関心があると言えます。
親が子供に就かせたい職業は?
<出典:https://news.mynavi.jp/article/20170314-a239/>
親が子供に就いて欲しい職業ベスト3は公務員、医師、会社員
3位の会社員というのは曖昧な回答ではありますが、トップ10全てが安定した仕事でかつ社会のためになるという職業が選ばれています。
子供には真面目に立派な人間になってほしいというのは親の願いでもあります。よくよく考えると当たり前ですね。
逆に安定しない仕事というのは極力やらせたくないというのが本音でしょう。
よくテレビで芸能人が上京する時の話を振り返った際に、親から猛反発を受けて勘当に近い形で家を出た話もよく聞きます。
子供が夢を追う姿を応援したいという気持ちはありつつ、将来路頭に迷う生活だけはして欲しくない。
安定した仕事をして欲しいというのはこういった思いからきているのです。
もし将来子供が「ユーチューバーになりたい」と言ってきたらどうでしょう?
絶対反対するに違いありません。
ここ10数年で出てきた新しいビジネスモデルであることはもちろん、安定しない仕事であるからです。
ユーチューバーになることは悪いことなのか?
結論から答えましょう。
悪いことではありません。
むしろどんどん挑戦して欲しいと思っています。
景気回復に伴い企業の業績も上向きの傾向になっており、新卒の内定辞退も6割を超えました。
仕事を選べる時代になってきていることは明白です。
自分自身の働き方を考える中で、ユーチューバーを仕事にするという選択があってもいいと私は考えます。
今の時代は学歴社会ではありません、能力と情報さえあればどんなビジネスでも出来る時代です。
オンライン上での仕事の受発注ができるクラウドワークス、転売、アフィリエイト、YouTuberなどのインターネット配信業。
それら全てパソコン一つあればビジネスが始められます。
ビジネスチャンスはほぼ全ての人に開かれているといっていいでしょう。
私もブログをやっている大きな理由は、将来的に本業にしたいと思っているからです。
挑戦してみる価値はあると思います。
中高生が抱く「カッコいい大人」のイメージ
<出典:www.sonylife.co.jp/company/news/29/nr_170425.html>
ここで面白いデータを紹介しましょう。
中高生が考える「カッコいい大人」のイメージです。
中学生と高校生ともに好きなことに打ち込んでいる大人に対して憧れを抱いているところが読み取れます。
じゃあ現状を見て好きなことを仕事にできている人はどのくらいいるでしょうか?
毎日満員電車に揺られ、したくもない仕事をしてお客さんや上司に怒られ、クタクタになって帰ってくる。
そんな大人に憧れると思いますか?
むしろ自分のしたいようにゲーム実況をして、コーラを一気飲みする動画をあげ、イベントに参加してお金をもらう。
一見学芸会の延長のようなようなことしかしていないのに、人気が出たらサラリーマンの数倍の月収を稼ぐことができる。
さらにはファンもついて、サインを求められることまであります。
こんな世界に憧れるなと言う方が難しいです。
ユーチューバーになりたいという人が増えている理由は、労働時間に捉われず好きなことをしてお金がもらえる点が魅力的だからでしょう。
ただ別のアンケートでは安定した毎日を送りたいと思っている人も多くおり、思春期の学生の揺れる複雑な想いが感じられますね。
ユーチューバーになるために勉強をしない小学生が増えている
年齢層を小学生に下げると、ユーチューバーになるために勉強をしなくなる子供がいるという驚きの声が上がっています。
ユーチューバーになるには学歴は必要ない、だから勉強をしないというのです。
本当にそうでしょうか?
確かにユーチューバーになるためにはパソコン一つあればできます。
勉強もいわゆる国語や数学などを勉強しなくてもインターネット関連の知識さえあればいいのです。
しかし勉強をせず高校も大学も出ないでユーチューバーになったとして、成功すればそれでいいのです。
ただ鳴かず飛ばずで再生が伸びなかったとします。
知識も教養もない人を一般企業が採用しようと思いますか?という話です。ユーチューバーでお金が稼げなかったときに潰しがきかないんですね。
ユーチューバーというのは芸能人と似ているところがあり、努力が実を結ぶとは限らない世界です。
どんな動画が当たるかわかりません、安定した生活とは真逆にある立ち位置です。
勉強をしてこなかったということは、もしユーチューバーで成功できなかった時に別の道を進む可能性を閉ざしてしまいます。
そもそもユーチューバーで稼げる人というのは全体の10%に満たないということを自覚してから目指すべきだと思います。
また例えユーチューブで成功したとして、教養がある人の話というのは聞いてて面白く、全体の構成もしっかりしています。
勉強をするというのは、ただ知識を得るというだけでなく、道徳やコミュニケーションスキルを学ぶところでもあるのです。
そしてユーチューバーが好きなことだけを仕事にできているかという点ですが、そうではありません。
確かに最初はそうだっかもしれません。
だけど現在大抵のジャンルはやりつくされており、人気を出そうと思えばニッチなジャンルや新しいことに挑戦する必要があります。
それはマーケティング技術も必要になってきますし、好きでなくても稼ぐためにそのジャンルを選ばなければならないかもしれないのです。
ユーチューブという媒体もグーグルが運営していることから安心している人が多いかもしれませんが、いつなくなるかわかりません。
現にニコニコ動画は大きく利益を減らしています。今後新たな配信サービスにシェアを取られることもありえます。
配信者の広告単価も大きく減らされる可能性もないとは言い切れません。
ユーチューバー一本でやっていくというのは非常にリスクの高いことなのです。
それでもあなたはやりますか?
まとめ
今回は安定した仕事の対比としてユーチューバーを挙げましたが、どちらを選ぶかはあなた次第です。
ただしどちらにもメリットとデメリットがはっきりと分かれています。
大事なのは良い面だけを見て始めないということです。
例えばユーチューバーは毎日休みかと思っている人もいますが、実際に稼いでいる人はほぼ休みなしで動画編集や撮影に時間を割いています。
仕事にしてしまえば楽しさだけでなく、苦しさも付きまといます。
決して光の当たっている部分だけを見て判断してはいけません。
ただ個人的には始めたいと思ったら、どんどんやってみて欲しいなと思います。
でもそれに人生を賭けるのではなく、あくまで副業としてお試し的にやるのがいいんじゃないかと。
失敗したらすぐ会社員に戻れますからね。
私も色々やっていくつもりですが、リタイアできなかった時のことも考えて会社員を辞めずにいます。
もちろん稼げる目途がついたら辞める気満々ですが(笑)
ユーチューバーを目指す方にはぜひとも参考にしていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。