女性が結婚相手に求める年収「400万」は妥当か!?理想と現実はこんなに違う!!
こんにちは、たまこんにゃくです。
突然ですが、あなたは年収いくらの人と結婚したいと思いますか?
または年収いくらの人と結婚しましたか?
結婚するのにお金なんて関係ない、愛さえあればいい!
…なんていうのは建前です。
生活していくためには、経済力は必須です。
お金がなければ生きていくことすら出来ないのですから。
ではいくらくらいあれば満足できる金額なのでしょうか。
今回は面白いデータを発見しましたので、そちらを交えて考えていきたいと思います。
結婚相手に望む年収は?
<出典:www.konkatsu52.com/ank/006/>
上記は『「婚活の日」結婚と婚活に関するアンケート2018(結婚相談所サンマリエ調べ)』より引用したデータです。
男性と女性では相手に求める年収に大きな違いがあります。
ちなみに調査された年齢層は20代~60代までと広く集計されており、比率は以下の通りです。
<出典:http://www.konkatsu52.com/ank/006/>
ご覧の通り、男女ともにほぼ20代~30代の回答が中心です。
なので相手に望む年収は、20~30代の望む金額として考えてください。
男性が女性に望むのはお金よりも愛情!?
男性が女性に望む年収は「こだわらない」が一番多く、43%ということがわかりました。
続いて多かったのが32%の「300万円」、14%の「400万」となりました。
男性は女性に対して収入を求めている人は多くないようですね。
好きになった人であれば年収なんて関係ないということでしょうか。
もちろん2位が「300万円」なので稼いでいるにこしたことはないでしょうが、なくても一緒に頑張っていきたいという意見も多くあるようですね。
正直私も相手の年収をそこまで気にしているわけではありません。
もちろん相手の方が高い場合はちょっと気になりますけどね。
女性が男性に望むのは愛情よりもお金!?
女性が男性に望む年収は「400万円」が一番多く、23%ということがわかりました。
続いて多かったのは20%の「こだわらない」、19%の「500万円」となりました。
女性の社会進出が進み、稼げる女性が近年かなり増加してきました。
だけどもやはり結婚相手に「経済力」を求める傾向にあります。
世間のイメージでは未だに男性には、大黒柱としてしっかり稼いできてほしいという思いが見られますね。
中には専業主婦になりたいという人がいるからというのも理由としてあります。
でも実は男性に対する年収の希望は2017年度だと「500万円」と「600万円」が同率1位だったんです。
男性にとってはハードルが下がってありがたい結果になりましたね(笑)
結婚相手を選ぶ場合に最も重視するものは?
<出典:http://www.konkatsu52.com/ank/006/>
こちらは結婚相手を選ぶ時の重視する項目ごとにパーセンテージで分けたものです。
選択肢は「学歴」「職業」「容姿」「性格」「経済力」「年齢」「その他」の計7つです。
見てもらえればわかるかと思いますが、男女共に「性格」を一番重視していることがわかります。
結婚相談所のセミナー等でも、決まって講師の先生は性格や価値観の合った人を選ぶべきと述べています。
目先のスペックよりも、これから何十年と一緒に暮らす相手の中身を選べということなのですね。
しかしそれはそれ、これはこれです。
2位は男女別の好みの差が大きく分かれた結果になりました。
男性は「容姿」、女性は「経済力」なのです。
性格がいいのはもちろんのこと、なおのことあればいいという本能が男女の違いとして顕著に出ています。
女性が結婚相手に求める年収400万円は妥当なのか?
女性が結婚相手に望む年収の第1位は「400万円」という結果になりました。
この結果は前述したように、2017年の結果よりも低い金額です。
かつては500万円や600万円を望む人が多かったのですから、格段にハードルが下がったといえます。
でも年収400万円というのは、アンケート回答者層の中心になった20代~30代の金額として本当に妥当なのでしょうか。
もちろん職種や地域によっても変わってくると思います。
それに男性も女性に対して「容姿」を求めているという結果になっているため、その対価として「経済力」を求めてもいいんじゃないかという意見も十分理解できます。
ただ今回は実際にどの程度の人間が稼げているのか?という趣旨で、理想と現実についてのギャップを読み解こうとしているのでその点をご理解ください。
日本人の平均給与について
では実際に平均給与について見て行きましょう。
参考にするデータは国税庁が発表した「平成28年分民間給与実態統計調査結果」から引用します。
1年を通じて勤務した給与所得者の年間の平均給与は422万円であり、前年に比べて0.3%増加した。これを男女別にみると、男性521万円、女性280万円で、前年に比べて、男性は0.1%の増加、女性は1.3%の増加となった。
また、正規・非正規についてみると、正規487万円、非正規172万円で、前年に比べ、正規は0.4%の増加、非正規は0.9%の増加となった。
<出典:https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2017/minkan/index.htm>
データ上では男性の平均年収は521万円とあります。
ただこれって平均年齢は40歳前後なんですよね。
なので結婚適齢期の20~30代の平均年収で見てみましょう。
20~24歳では307万円、25歳~29歳で413万円、30~34歳で513万円、35~39歳で589万円になっているんです。
ここだけ見ると「あー妥当な金額なのかも」って思っちゃいますよね。
でもちょっと待ってください。
この統計の平均年収高すぎじゃないですか!?
本当にみなさんこんなにもらってるんですか?
ちなみに私はもらっていません(笑)
これって一部の稼いでる人が平均を大きく押し上げているんですよね。
正直この平均年収は実態を全く反映していません。
給与の中央値について
平均年収は超エリートの年収も入っているので、実態に近いといわれる中央値の年収について見て行きます。
ちなみに平均値と中央値の違いについて簡単に説明しますと、平均は全員の年収の合計を人数で割った計算になります。
つまり年収300万円と1000万円と5000万円の3人がいた場合は、平均値は2100万円となります。
でも中央値というのは、全員の年収を小さい順に並べたちょうど中央に位置する数字のことになります。
上記の例でいえば、中央値は1000万円となります。
例題の場合は人数が少ないため極端な数字になりましたが、人数が多いほど中央値の方がより実態に近い数値になります。
その計算で行くと、全体の年収の中央値は約350万円なんですよね。
平均よりも70万円以上少ないわけです。
しかもこれって全ての年齢層を含んでおり、正社員と非正規社員の両方も含んでいます。
非正規社員の平均年収は172万円となっており、この年収400万円には大きく届かない数値となっています。
その非正規社員が全体の4割に増加したというのも、未婚率の増加に大きく影響を及ぼしたといっても過言ではないでしょう。
結婚するためにはお互い支え合う姿勢を
中央値を見てわかるかと思いますが、年収400万円というの実態として全体の半数の人が超えていない額になるということです。
なので結論としては、理想と大きくかけ離れているわけではないが妥協した金額でもないということです。
はっきりしない物言いですね(笑)
要するにちょっと理想が高いかなということです。
あくまで私の考えですけどね。
ただ世の中の未婚率を考えていくと、男性の年収の低下の影響は無視できません。
女性が望んでいる1位の年収に達している世の男性は全体の3割程度しかいないんです。
この乖離がお互いのミスマッチを生んでいるのではないかと推測されます。
だからといって女性が高望みしているなんていいたいわけではありません。
結婚したら出産や子育てとお金がかかりますし、そのために退職しないまでも産休や育休を取らなければいけません。
その間の経済力は男性に頼ることになります。
そりゃ稼ぎが多いにこしたことはないでしょう。
ただ今は男性が一人で家族を養うというのは非常に難しくなってきました。
夫が40年定年まで勤めて妻が専業主婦で支えるというビジネスモデルは既に時代遅れになっています。
年収が300万しかないのなら、女性が働いて100万を稼ぐといった方法でお互いに支えていかなければ行けない時代がきているのです。
もちろん男性も育児や家事を積極的に行い、女性に負担をかけないようにしなければいけません。
理想を語るだけでは結婚できないことを男女共に自覚していく必要があるのではないでしょうか。
まとめ
偉そうに語ってきましたが、別に私は結婚しているわけでもなく年収が高いわけでもありません。
でもだからこそ、将来の不安を常に考え投資やお金を貯めているのです。
婚活をする時には理想を相手に求めるのではなく、相手の条件に対して自分が何をしてあげられるかという意識で行うと上手く行くかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。