東京個別指導学院(4745)が優待の変更を発表!!改悪と見えて実は改善!?

こんにちは、たまこんにゃくです。

2018年1月24日付けで東京個別指導学院が優待の変更を発表しました。

年2回から年1回に減り、さらに保有株数による優待額の変更も撤廃されたので改悪したように思えます。

しかし多くの人にとっては魅力的な優待になったと感じたので、取り上げました。
詳しくは後程比較していこうと思います。

ではまず会社の概要をご覧ください。

 

東京個別指導学院ってどんな会社?

<出典:www.tkg.jp/>

ベネッセグループの連結子会社で、首都圏を中心とした小中高向けの個別指導学習塾です。
略称は頭文字を取ってTKGです。

ちなみに東京個別指導学院と関西個別指導学院を総称した会社です。

個別とある通り、講師が同時に教える生徒は1名もしくは2名です。
一人一人と向き合った授業スタイルが特徴的ですね。

以前は不登校児童・生徒向けの個別指導型フリースクール「ワンステップ」があったのですが、現在は行われていません。

教室は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、東海(愛知)、関西(京都・大阪・兵庫)、九州(福岡)に点在しており、途中で別の教室に変更することも可能です。

また授業も学習目的や時間の都合に合わせ、最適な授業スタイルを選択できるのが魅力です。
通常の塾なら手数料として数百円かかる当日の授業振替も無料なので、忙しい学生にもサポートがしっかりしています。

会社のロゴマークの3つの星はEXTELLA(エクステラ)を表し、exspecto(期待する)とstella(星)の造語から成り立っています。
意味合いとしては自分を信じ、そして相手を信じ期待することで、一人一人の人生が星のように輝くことような思いを込めて命名されたとのことです。

次に2018年1月10日に発表された平成30年2月期第3四半期決算短信を見てみましょう。
平成30年2月期第3四半期決算短信(非連結)

前期比で比べてみますと
・売上高が5.0%
・営業利益が11.0%
・経常利益が11.0%
・当期純利益が17.5%

業績に関しては堅調な推移となっています。
理由としては在籍生徒数が過去最高を更新・講習会売上が計画を上回ったことが理由として挙げられます。

以上の理由から、優待の変更についても会社側も目論見として改悪とは考えていないように思えます。
むしろ株主に対して公平な利益の還元を考えた結果とも取れるでしょう。

 

どんな優待なの?

以前までの優待は、各教室における授業料・受講費の割引券を配布していました。

それが全て撤廃され、カタログに掲載する優待品1品を贈呈に変わりました。
いわゆるカタログギフトってやつですね。

優待投資家にはお馴染みの人気ある優待商品になります。

権利日は従来であれば2月末と8月末の2回だったのですが、今回の変更により2月末の1回のみとなります。

変更後の初回権利日は2018年2月からです。

 

2017年8月までの優待内容

保有株式数 優待内容
100株以上 授業料・受講料の割引券1000円相当(×年2回)
300株以上 授業料・受講料の割引券3000円相当(×年2回)
700株以上 授業料・受講料の割引券9000円相当(×年2回)
3000株以上 授業料・受講料の割引券18000円相当(×年2回)
9000株以上 授業料・受講料の割引券36000円相当(×年2回)
15000株以上 授業料・受講料の割引券48000円相当(×年2回)

※通常の授業料・受講費のみ適用可能。初回納入金及び講習費やテスト費用等には使用不可。

 

2018年2月からの優待内容

保有株式数 優待内容
100株以上 株主優待品カタログに掲載する優待品の中からご希望の1品を贈呈
※カタログ掲載アイテムは毎回変わります

 

随分シンプルになりましたね(笑)

優待が年2回から年1回に減ったこと、保有株式数による優待額の増加がなくなったことは確かに改悪です。

しかしこの自社商品は小中高生の子供がいないと使えないんですよね。
またもしいたとしても、首都圏・関西・東海・九州エリアでしか教室がないため非常に使いにくい優待なんですよね。

代替品が選べるわけでもないので、使わずに期限が過ぎてしまうという人もいたでしょう。

その点カタログギフトであれば、持て余すこともないので株主への公平な還元という目的に沿っています。
現に以前の優待では全く興味がなかった私が興味を持っているわけですからね。

カタログギフトの商品がいくら相当なのかは明確な記載がありませんでしたので、直接確認してみました。

商品については1500円相当とのことです。

また選べる品数は多くはないそうですが、文房具・日用品・食品の3つのタイプから選べるようです。
具体的に決定するのは5月になるため、商品が何かわかってから購入を検討している人は来年度の方がよさそうですね。

最新の株価はこちらから。

配当に関しては1株あたり年間配当26円(中間13円、13円)の予定です。
こちらは変更はありませんでした。

 

いつ優待が到着するか?

毎年2月末現在の株主に対して、5月下旬頃に発送されてきます。

ただカタログギフトの場合は一度カタログが送られてくるため、それを返送してから改めて商品が届きます。

なので6月~8月前後に商品が到着すると考えておいてください。

 

まとめ

自社商品からQUOカードやカタログギフトに変更する会社は一定数あるのですが、利点もあれば欠点もあります。

自社商品にする利点はやはりコストの削減ですね。
今回カタログギフトにするというのはコストの増大に繋がります。

そのため保有株数による優待商品の変更をなくして均衡を取っているのかもしれませんね。

ただ全国どこの人でも優待のメリットを享受できるようになったので、格段に保有しやすくなりました。

カタログギフトコレクターや商品に興味がある人は、是非とも検討してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事がよかったと思ったらフォローをお願いします!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)