イートアンド(2882)が株式分割を発表！！優待据え置きで実質拡充？

＜出典：https://www.eat-and.jp/company/business/restaurant.php＞

国内・海外で外食事業および食料品販売事業を展開している会社です。

会社名から何をやっているかわかりにくいと思いますが、かつては「大阪王将」という会社名でした。
餃子で有名な王将ですね。

よく間違われますが、餃子の王将でお馴染みの「王将フードサービス」とは別会社です。
元々は王将フードサービスの創業者の親類がのれん分けで始めた会社で、一時期出店場所で揉めたこともありましたが現在は和解。今に至るという感じです。

名称を「イートアンド」に改めたのは、メインとしている「大阪王将」の他に餃子以外の業態で多角化してチェーン店を経営していることが理由です。
具体的にはラーメン業態の「よってこや」、ベーカリーカフェ業態の「R Baker Inspired by court rosarian（アールベイカー インスパイアード バイ コート ロザリアン）」、札幌で展開する肉バル業態の「SAPPORO BONE」等があります。

おなかを満たす「EAT」と日常の生活食文化に貢献する「＆」が社名の由来となっています。

ちなみに余談ですが、2017年6月まで社長を務めていた文野直樹は、かつて「マネーの虎」という成功した社長達が起業を志す人に出資する番組に出演していたことがあります。
非常にシビアな人物で、一度も出資をしたことがありませんでした。

「マネーの虎」に出演した社長は、その多くが現在では低迷しています。
その中でも業績を伸ばし続けているうちの一つがイートアンドなのです。

業績の話もでたので、2017年11月14日に発表された平成30年3月期第2四半期決算を見てみましょう。
→平成30年3月期　第2四半期決算短信[日本基準](連結)

前期比で比べてみますと
・売上高が8.0％
・営業利益が53.4%
・経常利益が63.2％
・四半期純利益が126.9％

店舗経営もさることながら、食品事業も好調です。
飲食店の業態にありがちな店舗を増やすという経営戦略ではいづれコストが増大する田舎にも出店しなければならなくなります。
そういった危険性を考え、冷凍食品メーカーとして一般消費者に卸し、店舗を増大せずにスケールメリットを活かすという戦略が功を奏したと言えます。

 

どんな優待なの？

優待の内容は自社製品と食事券の2つあります。

権利日は3月末と9月末です。3月が自社製品で、9月が食事券になっています。
分割後の初回の権利日は2018年3月です。

ちなみに株式分割がされるのは2017年12月29日です。厳密には31日なのですが、この日は日曜日なので実質29日が基準日となります。
では分割後の優待を見ていきましょう。

 

2018年3月からの優待内容

保有株式数	優待内容
100株以上	自社製品3000円相当（3月末のみ） 大阪王将食事券2000円分（9月末のみ）
500株以上	自社製品9000円相当（3月末のみ） 大阪王将食事券2000円分（9月末のみ）
1000株以上	自社製品18000円相当（3月末のみ） 大阪王将食事券2000円分（9月末のみ）

 

2018年3月からと記載しましたが、優待内容に変更はありません。
しかし結果的に株式分割によって保有株数が2倍になりますので、実質拡充となります。

最新の株価はこちらから。

ちなみに配当金も年間配当15円（中間7円50銭、期末7円50銭）から、年間配当が7円50銭に変更になりましたが、保有株数は2倍になっているため実質変更はありません。

 

いつ優待が到着するか？

3月末と9月末の優待が違いますので、それぞれ紹介します。

 

3月末優待について

3月末の優待は選んだ商品によって変わってきます。
選べる優待は以下の4つです。
ちなみに保有株数が100株の方は1つですが、保有株数が500株は3つ、1000株の場合は6つ選ぶことができます。

 

こだわり餃子

 

まとめ

株式分割が行われてから株価の高騰が続いていますが、今後も分割の基準日までは上昇傾向にあると予想されます。

配当に関しては少々物足りない部分がありますが、優待のバリエーションが多く利回りも高いのでお勧めです。

特にこだわり餃子などは、優待品でなくても自分で買っているほど好きです。
普通の餃子には戻れませんね（笑）

商品もご紹介しておきますので、よろしければご賞味あれ。
最後までお読みいただきありがとうございました。